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2427. 【中欧旅行記】ワルシャワ滞在の四日目の朝に


ワルシャワで迎える四日目の朝が来た。昨夜はあれこれと調べ物があり、就寝時間がいつもより随分と遅くなってしまったが、今朝方起床したのは六時半であった。明日はワルシャワを出発し、ブダペストに向かう日であるため、今夜の就寝は早めにしようと思う。

昨日はワルシャワ国立美術館を訪れ、その余韻のようなものがまだ内側に残っている。余韻というよりも正確には、その場から得られた無数の感覚に満たされているような状態であると言った方がいいだろう。

これから少しずつこの感覚を消化していく必要がある。事実、昨日までは日記の言葉にどこか力がなく、とても散発的なものに思えていた。

こうした現象が生じていたのはおそらく、旅を通じて得られた感覚というものが大量にあるため、何をどこからどのように言葉にしていっていいのか戸惑っている自分がいたのだと思う。

言葉を生み出す自己のある側面に戸惑いをもたらすというのは、旅の一つの意義かもしれない。つまり旅のこうした側面は、これまでの自分の言葉では捉えがたい経験を積むことによって自己が揺らぎ、それによって自己がさらに深まっていく方向に歩みだしていく契機となるのである。

ワルシャワに滞在してまだ三日しか経っていないが、随分と長くこの街にいたような感じがする。この感覚は一体どのようにして生まれたのだろうか。この感覚を生む要因は何だろうか?と考える。

実はこうした感覚を覚えるのはワルシャワだけではなく、世界中のどのような場所に行っても同種の感覚を経験する。三日間同じ場所に滞在をしていると、それがこの世界のどのような場所であっても、どこか慣れ親しんだ場所のように感じるのである。これは不思議な感覚だ。

この三日間に引き続き、ワルシャワの今日の天気は良い。ただし、夜から明日にかけては雨が降るようだ。

今日はこれからまた過去の日記の編集を行う。旅の最中の空き時間は、日記を執筆することか過去の日記を編集することに活用している。昨日もそうだった。

こうした時間の使い方のおかげで、過去の日記の編集に関しては着々と前に進んでいる。自分が以前に書いた日記を単に読み返すだけではなく、読み返す過程で新たに生まれてきた思考や感覚などを追記として書き留めている。

そうしたことを行っているため、単純に日記を読み返すことよりも時間がかかるが、追記を書くことの意義は計り知れない。確かに全ての記事に対して追記を書こうとは思わないが、過去の日記から触発され、新たな考えや感覚が生まれるというのは自分がまたさらに一歩自己を深めている現象に他ならず、それを逃さないように記録することが、またさらに自己を深めていくことにつながっていくと思う。

以前に生み出された意味を契機として、また新たな意味が紡ぎ出されていく。そのような形で私たちは自己を深めていくのだ。

今日は朝食を摂り終えた後に、ポーランド・ユダヤ人歴史博物館に足を運ぶ。今回の旅ではアウシュビッツを訪れることができなかったため、どうしてもこの博物館を訪れたいと思っていた。

ワルシャワという街が第二次世界大戦によってほぼ全壊してしまったという歴史的事実と、そこからの復興に目を向ける時、ワルシャワに対する見方がまた変わってくる。今日はワルシャワを含め、ポーランドの歴史を深く学ぶ日としたい。ワルシャワ:2018/4/16(月)07:30 

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