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2415. 【中欧旅行記】ワルシャワ到着


フライトが40分ほど遅れたが、先ほどワルシャワに無事に着いた。ワルシャワ・ショパン空港に到着すると、早速空港から街の中心街まで電車で移動した。

乗車した列車はとても綺麗であり、それでいて乗客は多くない。電車に乗ったのは昼過ぎの時間帯であるからもう少し人がいてもいいと思ったのであるが、ワルシャワは人口密度があまり高くないのであろうか、というような安直な仮説が脳裏をよぎる。

今回の宿泊先は、ワルシャワ中央駅からほど近くにあるホテルだ。人生において旅に出かけることのできる回数に限りがあることを最近考えるようになり、とにかく宿泊先ではゆっくりと落ち着けることを最優先にした結果、今回のホテルを選んだ。

空港からワルシャワ中央駅まで電車で移動している最中、ポーランド語がとても独特な言語であることに気づいた。途中の駅の名前がポーランド語でアナウンスされた時、「その発音は自分には絶対に不可能だ・・・」というような駅名がいくつもあり、アナウンスを聞いていると思わず笑みがこぼれてきた。

途中駅のアナウンスがあるたびに私は耳をそばだて、その難解なポーランド語の駅名を聞きながら笑っていた。列車の窓から見える景色の中で、線路の脇に咲いている花々がとても印象に残っている。

「あっ、桜だ」と私は思わず口ずさんだ。いかんせん植物に明るくないため、それが桜かどうか定かではないのだが、桜のような木がいくつか見えた時、私はとても嬉しくなった。その嬉しさは、日本の桜を懐かしく思う気持ちと日本の春そのものを懐かしく思う気持ちを引き起こした。

フローニンゲン以上にワルシャワは暖かく、それは空港に到着した瞬間に気づいた。ジャケットを羽織る必要はないぐらいの暖かさだ。そうした暖かい気候が、どこか日本の春を私に思い出させたのである。

「日本の春の陽気はこのような感じだったなぁ」と思わず口ずさみそうになる。まさかワルシャワに来て日本の春を思い出すことになるとは思ってもみなかった。

無事にワルシャワ中央駅に到着すると、私は早速ホテルに向かった。駅からすぐ近くにある宿泊先のホテルに向かおうとして駅から出ると、もうそのホテルが高くそびえ立っているのが見えて一安心した。

地図を開いてホテルを探す必要もなく、そのことが私を安心させたのである。ホテルの入り口に到着して一歩中に入ると、選んで正解であったという落ち着いた雰囲気がそこに広がっていた。

チェックインをすぐに済ませ、自分の部屋に到着すると、そのサービスは申し分ないように思えた。今朝は四時過ぎに起床したこともあり、少しばかり仮眠を取った。

今日はこれから、ホテルから近所にある公園に足を運び、公園内を少しばかり散歩したい。なにやらショパンの大きな銅像が建っているらしい。

仮眠をとったおかげで活動エネルギーが戻ってきた。ワルシャワまで来てなぜだか分からないが、急に日本食が食べたくなり、これからまずは早めの夕食を食べ、その足で目的の公園をゆっくり歩こうと思う。ワルシャワ:2018/4/13(金)16:51

No.968: A Cold Wind

A cold wind was blowing in Groningen a couple of days ago. Yet, the weather is fine today with no wind. It reflects my inner world. Groningen, 09:06, Friday, 5/4/2018

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