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2367. 小鳥たちの大合唱と夢

April 24, 2018

今朝方、目覚めぬか目覚めないかの意識状態の中、小鳥たちの大合唱が聞こえてきた。それは静寂な辺りに清々しく響き渡っていた。

 

澄み渡ったいくつもの高音が重なり合い、美的な音色を生み出していた。私はその音色に目を覚まされ、しばらくベッドの上でその音色に耳を傾けていた。その音色は遠い世界まで響き渡るような力を内に秘めていた。

 

起床後の世界はまだ闇に包まれており、これから世界が動き出すようだった。そうした中、今朝方の印象的な夢が自然と思い出された。

 

夢の中で私は、近未来的な都市にいた。それがどこの国かは分からない。

 

私の隣には見知らぬ日本人の男性が一人いて、その人物がこの街の案内をしてくれていた。近未来的な都市と言っても、多くの点で現代と印象が変わることはない。

 

しかし、しばらく街の中を歩いていると、ある時その男性がふと指を指して一言つぶやいた。

 

男性:「見てください。あれは今建設中の建物で、子供たちを育てる専用のものなんです」

 

:「えっ、あの宙に浮いている建物ですか?」

 

男性:「ええそうです。あそこには全てが揃っていて、子供たちにとって全てがあの建物の中で完結するんです」

 

男性がそのように述べたとき、私は二つの高層ビルの間に浮かぶその不思議な建物を眺めていた。それは宙に浮かぶ未来的な小さな城のようであった。

 

子供たちの生活および教育があの城のような建物の中だけで完結するらしい。それを聞いたとき、果たしてそれが真の教育と言えるのかについて疑問を持った。

 

それは子供たちを育成するというよりも、単なる人工的な培養に思えた。その宙に浮かぶ不思議な建物をしばらく眺めていると、夢の場面が変わっていった。

 

次の場面では、私は小中学校時代に住んでいたアパートの中にいるようだった。食卓を囲んで家族で談笑をしていた。

 

談笑の中、父が面白い機械を持っているということなので、その機械を食卓に持ってきてくれた。見るとそれは携帯電話のような大きさの変声機だった。

 

この変声機が特徴的なのは、声を入力すると、出力としてその人物の幼少時代の声が出てくることだった。まずは母が試し、その次に自分が試した。

 

この時に、なぜか父が変声機をテーブルの下から私たちの口元に向けるような役割を担っていた。そのため、父の顔が見えないまま録音が進んだ。

 

何かお題があった方が話しやすいだろうということだったので、私の番の時には「好きな動物」がお題に上がった。そこで私はなぜか躊躇せず、ブタを取り上げた。

 

ブタの声真似をし、ブタの特徴についてその場で思いついたことをしばらく話し続けていた。全ての録音が終わり、各々の幼少時代の声を聞くと、なんだかその場がまた一段と和やかになった。

 

母と私がこの録音をしたのだが、父だけが録音をしなかったのは少しばかり不思議に思う。談笑が終わると、私はある映画館の中にいた。

 

すでに映画のラストシーンが終わり、エンドロールが流れてくるところだった。するとそのエンドロールの中で、私が幼少時代の声で先ほど録音したブタの紹介が流れていた。

 

映画館が微笑みと安堵感で包まれる。そして、私の声の次に流れてきたエンドロールに私は思わず涙ぐんだ。

 

名前の知らぬ誰かが同じように自らの幼少時代の声で語った言葉の中に、とても大切なことが含まれているように思えた。今となってはその内容を思い出すことはできないが、生きるとは何か、この人生の意味とは何かについて、大きな共感と感銘を受ける言葉であったことだけは覚えている。

 

そのエンドロールに思わず涙が込み上げてきて、その瞬間に目が覚めかけた。目覚めかけの時、小鳥たちの美しい大合唱が聞こえてきたのであった。フローニンゲン:2018/4/4(水)06:54 

 

No.942: An Oscillating Wave in Budapest

 

The third day to stay at Budapest began.

 

I can feel a wave-like sensation perturbing my existence. 

 

We may be destined to lead our lives, embracing such an oscillating sensation within us. Budapest, 08:39, Thursday, 4/19/2018

 

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