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2360. 作曲技術に関するアセスメントの開発に向けて


復活祭の祝日である月曜日が夜に向かい始めた。今日もまた、諸々の取り組みが前に進んだことを嬉しく思う。

今日はデジタルラーニングに関する論文、発達科学に関する論文を読み、作曲上のフーガの技法に関する専門書を読んだ。そして、研究インターンの分析レポートも完成させることができた。

それに加えて、今日は協働プロジェクトに関する一時間半ほどのオンラインミーティングもあった。全てがゆっくりとではあるが着実に進んで行く。この大きな流れは実に構成的であり、創造的である。

もはや自分はこの流れに仕える一人の人間なのだということを改めて知る。この流れに尽くしたいという思いで一杯だ。

「デジタルラーニングと学習環境」のコースの最終試験が来週に控えており、それは中欧旅行の前日に行われる。その試験に向けての学習を明日は旺盛に行いたいと思う。それに並行する形で、今日読み続けていた発達科学に関する論文及び関連資料にも目を通したいと思う。

午前中、現在取り掛かっているアセスメント開発のプロジェクトに派生する形で、しかし全く領域を変えて、私が日々取り組んでいる作曲技術に関するアセスメントを開発したいと思った。厳密には、それは作曲理論に対する理解度を測定するアセスメントであると言った方がいいかもしれない。

これは、作曲に関する知識をいかに深く習得しているかを測定するものだ。知識のネットワーク的かつ多階層的な習得は、そっくりそのまま実践力に反映される。

精緻な曲を生み出していく際に、作曲理論に関する深い理解は極めて大切である。もちろん、作曲を感覚的に行うことのできた偉大な作曲家は過去にいただろうが、一般の作曲家が深い意味を帯びた精緻な曲を作っていく際には、作曲理論に対する理解をどの次元で持っているかが大切になる。

そうしたこともあり、今後はぜひ作曲技術に関するアセスメントを開発したい。このアセスメントを開発し、私たちがどのようなプロセスとメカニズムで作曲技術を習得していくかが明確になれば、どんな人でも作曲に親しむことができると思うのだ。

作曲は何か一部の限られた人だけが行える実践ではない。実際に私が日々行っているように、全くもって誰でも曲を作ることは可能なのだ。

アセスメントによって技術の高度化のプロセスが明らかになり、日々の作曲実践を継続させていくことによって、徐々に自分の作曲技術が高まっていくことが可視化されれば、それは曲を生み出すという創造の喜びのみならず、成長の喜びも実感できるはずだ。

このアセスメントの開発の意義はまさにそこにある。私自身が作曲によって大きく人生を変えられ、日々をこれだけ深く充実したものとして生きることができているのは作曲のおかげである。

創造と成長に伴う喜びとそれを通じた人生への充実感と幸福感を、自分という一人の人間の中に閉じ込めておくことはあまりに馬鹿げている。それらを全て共有するために、このアセスメントはどれだけ時間がかかっても構わらないのでぜひとも作り上げていきたいと思う。

これまでいくつかの書籍を読む中で、作曲技術に関してもサブ領域があり、フーガの技法、転調の技法、ハーモニーの技法など様々なものがある。作曲技術に必要な領域を特定し、それぞれの領域ごとに階層的理解度を測定できるようなアセスメント体系を築き上げていく。

またそれに加えて、作曲技術の理解度のみならず、実際に作曲された作品そのものを何らかの基準で発達測定していくことにも着手したい。その観点はまだ模索中である。

創造することと共有することが自分の人生の全てとなったことを今強く実感している。フローニンゲン:2018/4/2(月)19:50 

No.935: The Fryderyk Chopin Museum

This is the second day to stay at Warsaw.

Warsaw in spring is warm and pleasant.

I appreciate this opportunity to feel a breath of new season here.

I'll visit the Fryderyk Chopin Museum from now. Warsaw, 08:15, Saturday, 4/14/2018

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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