
雨の音を聞きながら、たった今書き留めたばかりのことについてまた考えを巡らせている。一つ一つの言葉に内包された意味の階層性は、私にとって大きな関心を引く対象である。
一つ一つの言葉には無限の意味が梱包されており、それは私たちの内面の成熟に応じて一つ一つ開示されていく。この世界に言葉が無数に存在していることを思うとき、内面宇宙の広さと深さには本当に畏怖の念を持たざるをえない。
多様な領域の研究や仕事をこれからしていくにしても、意味の探究というのは今後も不可避であろう。
今日は昨日に引き続き、ショパンを一日中聴こうと思う。一昨日はずっとシベリウスを聞いていた。
モーツァルトとベートーヴェンから一旦離れ、再度ショパンに範を求める形で作曲実践を行うことはうまくいったようだ。おかげで新たな発見と刺激がもたらされているように思う。
一人の作曲家に対して深く範を求めていくのは重要だが、時折別の作曲家に範を求めることを挟みながら、変動性を持たせた作曲実践を心がけていくことが私にとっては大切なようだ。今日もショパンの曲を参考にする形で一つ曲を作りたいと思う。
とにかくゆっくりと作曲技術を高めていく。そして、技術に付随して、音楽そのものへの理解と音楽に関する自分なりの思想をゆっくりと育んでいく。どちらも時間をかけて成し遂げられていくものだ。
フローニンゲンの季節が本当にゆっくりと冬から春に向かっているのを見習わなければならない。自然から学ぶことは本当に多い。
今自分が体験しているこの季節の移行のように、とにかく時間をかけて着実に歩みを進めていく。その先に、自分の内的感覚を自由に曲として表現できる世界が開けてくるだろうし、音楽に関する自分なりの思想というものも芽生えてくるだろう。
そしてこれは何も作曲だけに限らず、自分が日々従事している他の事柄にも全て当てはまるのだ。とにかく、絶えずゆっくりと全てを深化の方向に進めていくことが肝要だ。
静かな雨音とショパンの曲を聴きながら、今日のこれからの取り組みを簡単にまとめておく。今日は午前中に、協働プロジェクトに関する仕事が一つほど入っている。
その準備と事後の記録の時間を考えると、午前中はこの仕事に時間を十分に充てる必要があるだろう。その仕事が終わり次第、研究インターンの最終レポートを推敲していく。
こちらは今日中にドラフトを最終版のものにしたい。先週末に一つ分析をやり残していたものがあり、分析レポートのドラフトに取り掛かる前に、まずはその分析をRを用いて行っておく必要があるだろう。
このレポートの執筆に本格的に取り掛かり始めることができるのは午後からかもしれない。そうであったとしても、集中して取り組めばこのドラフトを完成させることができると思う。
今日が祝日であったとしても、いつもと変わらずに自分の取り組みを前に進めていくだけである。こうした日々を送れることに本当に感謝しなければならない。フローニンゲン:2018/3/30(金)07:37
No.927: Spring Merry-Go-Round
Merry‐go‐round in spring is replete with variability and volatility.
Yet, riding on the merry-go-round, I’ll engage in my lifework.
Everyday consists of writing a journal, composing music, conducting academic research, and collaborating with Japanese corporations. Groningen, 08:34, Tuesday, 4/10/2018