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2329. 別れの夢


小鳥の鳴き声がこだまする早朝。いつものように一日の活動を開始させようとした時に、今朝方の印象的な夢について思い出した。

一つは、列車に乗って日本列島の東に向かう夢だった。おそらく実家のある山口県のある駅から東京の方に向かおうとしていた私は、列車を待つプラットフォームの上にいた。

その駅は無人駅であり、改札口はなく、駅員もいない。また、駅は完全に山の中にあった。

しばらくプラットフォームの上で列車を待っていると、程なくして列車がやってきた。しかし私はどういうわけか、この列車が東京に向かうものなのか、逆方向の博多に向かうものなのかの区別がつかなかった。

その区別をすることは大事だったのだが、乗ってから判断すればいいと思い、そのまま列車に乗った。列車が出発してすぐにわかったが、この列車は東京ではなく、博多に向かっていた。

少しばかり困ったなと思ったが、次の駅で降りればいいと思った。私はそこからしばらく列車の窓から外の景色を眺めていた。

次の駅に到着したので降りてみると、そこは先ほどの駅と全く同じであった。先ほどは駅で待つ人は私しかいなかったのだが、今度は小中学校時代の旧友たちがその駅で列車を待っていた。

彼らと話をする中で、先ほどの失態についても言及した。すると一人の友人から、「東京行きはこっちじゃなくてあっちのプラットフォームだよ」と教えてくれた。

しかし、反対側のプラットフォームに行くためには連絡道を通る必要があり、それは随分と離れた場所にあった。少しばかり困った表情をしていると、再び同じ友人から、「あっちのプラットフォームに早く行くには、そこを駆け上がればいいよ」と述べた。

友人の指差す方向を見ると、プラットフォームとプラットフォームの間は土の堀で仕切られており、そこを駆け上がって降りれば、向こうのプラットフォームに行けるらしかった。

私は友人に「ありがとう」と一言お礼を述べ、すぐさまその堀を駆け上がろうとした。だが、私はなぜだかその時裸足であり、裸足のままあの土の堀を登るのは危険なように思えた。

なぜなら、その土の堀には何か得体の知れないものが落ちていそうだと思っていたからだ。そのため、私は隣にいた友人に靴を貸してくれないかと頼んだ。

:「堀の上に登ったら、そこから靴を投げて返すよ」

友人:「わかった、じゃあどうぞ」

:「ありがとう。サイズもバッチリだね」

私は友人から靴を借り、小高い堀を駆け上がった。そして、堀のてっぺんから友人に向かってお礼を述べながら靴を投げ返した。友人たちは手を振っており、私も手を振って彼らと別れた。

堀を超えた先にあるプラットフォームにはすでに東京行きの列車が停まっていた。列車の表示は東京ではなく、富山であったが方向が同じのため、私は迷わずその列車に乗った。するとそこで夢の場面が変わった。

次の夢の場面では、私は実家にいる愛犬と散歩をしていた。人気の少ない閑静な住宅地を散歩していると、近くに川を架ける橋が見えた。

散歩をするときはいつもあの橋を渡っている、とふと思った。穏やかな太陽が優しく地上に降り注いでいる。

愛犬と私はゆっくりと散歩をし、その橋の近くまでやってきた。するとそこで、ゴールデンレトリバーを飼っている近所の人とばったり遭遇した。

その人もちょうど犬と散歩中だったようだ。お互いの犬が橋の横で戯れ始めた。近所のその方と私はその場で少し立ち話をしていた。

話を終えてお互いの犬の方を見ると、二匹は遊び疲れたのかその場で昼寝をしていた。うちの愛犬は小型犬であり、その方が飼っているゴールデンレトリバーのお腹の下にすっぽりうずくまる形で昼寝をしていた。

その光景は微笑ましく、私はそっとしておこうと思った。いや、もうここで愛犬とお別れをしないといけないと思った。

私は近所のその方に、「うちの愛犬をよろしくお願いします」と挨拶をした。その方は微笑みながら、「わかりました」と述べた。

その返答を聞くことによって、私は迷いなく、川を架ける橋を一人で渡り始めた。橋の上を数歩進んだ時、昼寝をしていた愛犬がおもむろに目覚め、橋の手すりの上をゆっくりと歩いて私の後を追いかけてきた。

その歩みはゆっくりだが、愛犬の表情はにこやかだった。私はその表情を見て胸が痛むような思いになりながら、「お別れだよ。もうお別れなんだよ」と何度もつぶやいていた。

そのようにつぶやく自分の眼からは大量の涙がこぼれていた。フローニンゲン:2018/3/27(火)07:39  

No.913: Reduction of Cognitive Load in Learning of Music Composition

From today, I’ll start to investigate each music example in a book about music composition.

When I focus on such an illustration, I’ll reduce my cognitive load by not to read text information.

Delving into too much text info would hamper my learning.

I just want to acquire structural patterns of music within each work in order to apply them to my future work at will.

It is crucial for me to obtain those patterns as many as possible. Groningen, 10:33, Tuesday, 4/2/2018

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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