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2325. マーストリヒトへの列車

サマータイムに入ってからの二日目の朝を迎えた。一時間ほど時間がずれたことによって、早朝の目覚めが正確に一時間ほど遅れている。

今朝は七時から一日の活動を開始させた。昨日にも気づいていたが、サマータイムに入ったことによって夜はすでに八時まで明るくなっているが、早朝のこの時間はまだ少し暗い。今朝のフローニンゲンの上空には灰色の雲が立ち込めている。

今朝方の夢の中で、私は日本からオランダに来た人々にオランダの情報を伝えるような仕事を任されていた。これはどこかの組織に勤務するような形態ではなく、完全にフリーな形としてある意味ボランティアのような活動であった。

活動の具体的な内容は、出発地点は定かではないが、ある駅からオランダ東南部の都市マーストリヒトまでの列車の時刻を正確に伝えるというものである。私にその仕事を依頼してきた人は、列車の時刻を一覧表にまとめて欲しいという依頼をしてきた。

しかし、その依頼をしてきたのは日本時間のその日の朝であり、こちらの時間では深夜未明であった。こちらの時間で朝がやってきてメールを確認した時、列車の時刻表を今日の午前中に作って事務所に持ってきて欲しい、という連絡があった。

私は他にもやるべきことがあり、列車の一覧表を作ることに時間など充てられないと思った。しかも、列車の時刻を調べて一覧表にするぐらいであれば誰でも簡単にできるだろうと思っていた。

とはいえ、私は依頼された仕事に少しばかり取り掛かってみた。ある出発駅からマーストリヒトに向かうまでの途中の駅について調べていると、それらの途中駅の街の様子が鮮やかな写真となって脳裏に現れた。

私はしばらくこの心象風景を心の中で眺めていた。はっとして気づいてみると、自宅を出発し、依頼者がいる事務所に向かう時間が迫っていた。

結局、その心象風景もマーストリヒトまで辿り着かず、列車の時刻表も完成することはなかった。私は書きかけの時刻表を持って事務所に向かった。

そのような夢を見ていたことを覚えている。夢の中で出てきた都市マーストリヒトにはまだ訪れたことがない。なぜこの都市が夢の中に現れたのだろうか?

また、調べていた列車はどこを出発地点にしていたのだろうか?おぼろげながらアムステルダムではないことは確かであり、フローニンゲンでもないことも確かである。

出発地点が不明確ということは一体何を暗示しているのだろうか。そうした謎を残すような夢であった。

今日はこれから朝一番に日本企業との協働プロジェクトに関する打ち合わせが一件ほど入っている。それが終わり次第、一昨日にドラフトを完成させた「デジタルラーニングと学習環境」のグループ論文の編集を行っていく。

一日ほど寝かせた文章とまだ未編集の箇所に対して編集を行っていく。それが終わり次第、研究インターンで集めたデータのエクセルファイルを整理することと、データ分析の過程で書いていたRのプログラミングコードをPDFとしてまとめ、それらを共有フォルダに保存しておこうと思う。

今日の大きな仕事はその三つであり、それ以外の時間を使って、現在執筆中の論文で引用するための論文を調査しようと思う。今日も気温は低いが、いつもと同じように、自分のなすべきことを前に進めていくような一日としたい。フローニンゲン:2018/3/26(月)07:31   

No.909: Elastic Life

Life is willing to start a dynamic dance with the vernal energy.

It seems that Groningen finally will be warm from next week. Groningen, 09:06, Monday, 4/2/2018

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