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2320. 午前中の文章執筆を振り返って:長短調の曲を作ることについて


今朝は早朝の五時に起床して一日の活動を開始させたためか、総じて仕事がはかどった。午前中から、「デジタルラーニングと学習環境」のコースのグループ論文に取り掛かり、先ほど自分の担当箇所の執筆を終えた。

自分の担当箇所を執筆する前に、この論文全体を私の方で編集をしていた。この課題に一緒に取り組んでいるハーメンよりも、私の方が学術論文を書いてきた経験があるためか、私の方で随分と編集をしていく必要があった。

この作業は思っていた以上に時間がかかり、もう半分を残したところで最後のセクションの文章の執筆に取り掛かった。何をどのように執筆するのかに関しては事前にイメージがあったため、まずは自分の主張を列挙し、それに肉付けするような形で文章を執筆していった。

その際に、自分の主張を裏付けていくために五本ほど新たに論文を読んだ。そして、それらの論文を引用する形で文章を集中して執筆していった。昼食後も継続して文章を書き続け、先ほど無事にドラフトが完成した。

論文の執筆後、いつものように20分ほど仮眠を取った。文章を書くことによって頭が冴えているようであり、今日の仮眠ではサトルの意識状態に至ることはなかった。そういえば、ここ数日も集中的に文章を執筆することが多く、仮眠中は常に覚醒したグロス意識のままであったように思う。

今日は土曜日であり、ようやく諸々の文章の執筆が落ち着いたので、これからは少しリラックスして作曲実践に取り組みたいと思う。作曲実践があるおかげで本当に日々の生活が豊かになったと思う。

作曲のおかげでもたらされている精神的な豊かさには非常に感謝している。作曲実践がどれほど私の精神をくつろがせ、また自由にさせてくれることか。

さらには、自己の内面を曲として表現することに伴う独特の治癒的作用と変容作用にも多大な恩恵を受けているように思う。論文を執筆し続けることによって張り詰めた精神をここで少しばかり解放させ、緩やかなものにしたい。文章を書くことと曲を作ることの調和はそのようにして生まれていく。

これから取り組む曲は、まずは長調として作ろうと思う。長調の曲を作ったら、実験的にそれとほぼ同じモーチフを用いた短調の曲を作っていく。

そのようにして、同種のモチーフでありながらも異なる調に基づいて曲を作っていくことは、新しい発見や気づきをもたらしてくれるだろう。特に、二つの調の特色を比較することができるだろう。

両者の調が持つ独特な音色や感覚に意識を集中させる。短調の曲を作る際には、長調のモチーフを大きく変えることはないが、ところどころアレンジしていく。

日記を編集するかのように、長調の曲を少しばかり編集していくかのようなイメージで曲を作っていく。新たにゼロから曲を作ることによって得られる洞察と、既存の曲を編集する形で曲を作っていくことから得られる洞察は共通のものもありながら、異なるものもあるはずだ。

とにかく実践量と気づきの量を増やすような試みを絶えず継続させていき、作曲技術を高めていきたいと思う。それが結局、自分の日々の生活の質をより豊かにし、作曲という創造行為を通じた社会への深い関与を可能にしていく。フローニンゲン:2018/3/24(土)15:20   

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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