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2301. 輝くフローニンゲンの夜空

March 29, 2018

夕食後、フローニンゲンの夜空の美しさに思わず息を飲んだ。時刻は七時を過ぎた頃であり、ちょうど夕日が最後の輝きを振り絞っている。その輝きがフローニンゲンの空を見事に照らしている。

 

夕日が沈む方角はオレンジ色になっていて、そこから距離を経るにつれて暮れかかる青い空が広がっている。居ても立っても居られなくなった私は、書斎の窓の方に駆け寄り、窓に顔を近づけながら暮れゆく夜空を眺めていた。

 

遠くの空に三日月が出ている。そして、その三日月から西に行ったところに一番星のようにきらめく星の姿を見つけた。それは、書斎に鳴り響くサン=サーンスの音楽世界と合致するような夜空のように思えた。

 

自然とはなんと美しい美を顕現させることができるのだろうか。そして、人間はなぜそれを見て美しいという感情を抱くのだろうか。自然の持つ美とそれを美だと捉える人間の感性に対する関心は尽きない。

 

そして、私がそうした自然の中に美を見出すようになったという発達プロセスについても見逃すことができない。美意識が進化し、深化していく。

 

哲学の領域の中でも、とりわけ美学の領域は私を捉えて離さない。もちろん私は美学を専門としているわけではなく、これまで美学に関する専門的な学びを得たこともない。

 

だが、欧州に来て以降、美学というものが私の中で極めて重要なものとして立ち現れている。人は何を持って美を感じ、どのようにして美意識というものが育まれていくのか。そうした事柄に対する関心は尽きない。

 

さらに、そのようにして育まれた美意識は他の実践領域の中でどのように具現化されるのかということにも関心を持っている。フローニンゲンの華麗な夜空は、私の中で大切にしている関心事項をもう一度呼び覚ましてくれたかのようだ。

 

今日はこれから、「デジタルラーニングと学習環境」のコースで課せられているグループ課題に取り組む。予定では今日の午後に取り掛かろうと思っていたのだが、ついついここまで引き延ばしてしまった。

 

というのも、午後一番には協働プロジェクトの仕事があり、その後作曲実践を挟んで、一時間ほど和書を読んでいたからである。グループ課題に取り組むよりもそれらの方が重要であるようにその時の私には思われた。

 

ここから集中して、グループ課題で担当している箇所の文章を執筆していく。ちょうど明日、この課題に一緒に取り組んでいる友人のハーメンとランチミーティングを行う予定になっている。

 

それまでに自分の担当箇所の文章を仕上げ、明日のミーティングではこの課題を満足のいく形でやり遂げれるように最後の役割分担をしたい。

 

今日は本当に素晴らしい夜である。明日もこのような夜が訪れることを願う。フローニンゲン:2018/3/20(火)19:30   

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