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2296. 日々の充実


今朝は七時に目を覚ました。この一週間はゆったりと起床することが多くなっている。

夜の十時には就寝していることを考えると、随分と睡眠時間を確保していることがわかる。一日の充実感が増すにつれ、その充実感を自分の内側に浸透させるために長い睡眠が必要なのかもしれない。

また、単純に日々の生活の中で自分の内側に流れ込んでくる諸々のインプットの量が多く、いくらアウトプットを行うように意識していても、それが追いついていないのかもしれない。毎日の生活を通じて自分の内側に流れ込んできたインプットを咀嚼するために、こうした長い睡眠時間が必要になっているのかもしれない。

今朝は途中で目覚めることもなく、深い睡眠が覚醒の瞬間まで続いていた。質の良い睡眠をこれだけ長く取っているというのも何か不思議だ。やはり日々の生活を通じて自分の内側に流入してくるものを、自分の内側に定着・堆積させることが求められているのだろう。

それにしても、今朝はまた見事な天気である。雲ひとつない快晴。

スカイブルーの空がフローニンゲンの街を覆っている。現在の気温は1度であり、一見するとそれは低いのだが、昨日よりも5度ほど暖かく、部屋の中は随分と暖かく感じられる。

私は思わず書斎の窓を開け、早朝の新鮮な空気を室内に取り込むことにした。すると、新鮮な空気だけではなく、遠くの方から聞こえていくる小鳥の鳴き声も部屋の中に入ってきた。

いや、新鮮な早朝の空気も小鳥の美しい鳴き声も、部屋ではなく私の内側に流れ込んできたのである。これがまさに日々の生活で自分の内側に流入してくるものたちなのだ、とハタと気づかされた。

インプットというのは、単に書籍や論文、他者との対話を通じて得られるようなものだけを指すのではない。風や小鳥の鳴き声も含めた、感覚を刺激する全てのものが貴重なインプットなのだ。

また、フローニンゲンという歴史のある街で生活する中で、この土地に堆積された文化と時間というのも、目には見えない形で絶えず私の内側に流れ込んでいる。そうした諸々の流れ込んでくるものと共に私は日々の生活を営んでいる。

そして、それらを焦って消化しようとするのではなく、ゆっくりと時間をかけながら咀嚼しようとしている自分が存在しているのである。数羽の白いカモメが優雅にスカイブルーの空を飛んでいく。

一日の仕事をゆっくりと始めるにあたって、今日はサン=サーンスの曲を聴くことにした。Spotifyに収められているCDをかけてみると、サン=サーンスの曲の中でも印象的な『死の舞踏』が始まった。

この曲は主題と共に、リズム感も気に入っている。そのため、少しばかりこの曲に意識を集中させていたところ、このCDの演奏よりも、上の階に住むピアニストの友人の演奏の方が断然良いと思った。それは技術的にも思想的にもである。

とりあえず今日はサン=サーンスが残した諸々の作品だけを聴いていくことにしたい。

今日はまず最初に、午前中に協働プロジェクトに関する打ち合わせがある。現在協働開発しているプログラムに関する打ち合わせも、いよいよ今日で最後となる。

一年ほど時間をかけてここまで辿りついたことに対して感慨深い気持ちになる。一年間の協働はとてもあっという間だったように思う。

同時に、この一年間を振り返ってみたときに、確かに一年間をかけて積み重ねてきたものがあったのだということにも気づく。ある別の協働プロジェクトに至っては、それが開始されるまでに一年間の時間を要したものもある。

協働者の方と定期的に打ち合わせをして、ようやくプロジェクトが始動したものも、ちょうど年度末で一旦区切りとなる。それらの協働者の方たちとは来季もご一緒させていただける可能性が高く、来季も今季のように時間の流れとその堆積を感じられるように過ごせることは有り難い。

昼食後にも一件ほど協働プロジェクト関係の仕事があり、「デジタルラーニングと学習環境」のグループ課題に取り組むのは夕方からになりそうだ。今日も一日がとても充実したものになるであろうということを確信している。フローニンゲン:2018/3/20(火)07:57 

No.896: Resolute and Graceful Time

Although it was cloudy in the early morning, the sun is gradually showing up.

I’ll spend resolute and graceful time today, too. Groningen, 11:11, Monday, 3/26/2018

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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