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2279. 夢の中の美的世界

March 23, 2018

昨日はある時間帯にとても静かな風が吹いていた。それは寡黙な風であり、どこか私を敬虔な気持ちにさせてくれた。

 

一方、今日は激しい風が吹いている。初冬に吹く木枯らしのように鋭さがある。小鳥たちもこの鋭い風を嫌ってか、今朝は彼らの鳴き声が一切聞こえてこない。

 

冷たく激しい風が吹いている状況にあって、朝日だけはとても穏やかな色を発してくれている。赤レンガの家々の窓が、朝日の優しい光を反射している。

 

書斎の窓の外の景色を眺めながら、今朝方に見ていた夢について少しばかり思い返していた。最も印象に残っている場面は、私が巨大な書店にいて、立派な本が無数に並ぶ大きな本棚の前にいたことである。

 

そこで私は何か本を選ぶというよりも、単に背表紙を眺めていた。背表紙の美しさとタイトルの文字が生み出す美しさとが相まって、二重の美に包まれているような感覚があった。

 

ちょうど私の近くに黒いソファーがあったので、そこに腰掛けながら本棚を眺めることにした。しばらく一人で本棚を眺めていると、左の方から誰かが歩いてこちらに近寄ってくるのが見えた。

 

そちらの方を向くと、なんと発達心理学者のハワード・ガードナー教授だった。ガードナー教授は優しい笑みを浮かべながらこちらに近づいてきた。

 

ガードナー教授は、「何をしているのか?」と私に尋ねてきたので、「美しい本をただ眺めている」と私は答えた。すると、ガードナー教授は何か納得したような表情を浮かべていた。

 

私たちはもう少し言葉のやり取りをして、各々、本の背表紙に見入る状態になった。しばらくすると、ガードナー教授がその場を立ち去った。

 

その際に、「今からいいものを見せてあげよう」と述べた。ガードナー教授が立ち去った後も、私は相変わらずソファに腰掛けながら、同じ場所で同じ本棚を眺め続けていた。

 

そこからしばらく本棚を眺め続けていると、ガードナー教授が何人かの青年を引き連れてフロアに戻ってきた。私は本棚から視線をそらし、ガードナー教授の方に目を向けた。

 

どうやらガードナー教授は、青年たちに本の魅力を伝えているようだった。時に一冊一冊の書籍を手に取り、それぞれの書籍の内容について解説をしている。

 

とても該博かつ教育熱心な教授だと感銘を受けながら、私はずっとガードナー教授の様子を眺めていた。すると、ガードナー教授と青年たちが徐々にこちらの方に近づいてきた。

 

ガードナー教授が、私がそれまで眺めていた本棚の横の本棚の書籍について説明をし始めた時、不思議なことに気づいた。隣の本棚に陳列されている書籍の色とタイトルには規則性があり、ある一箇所のパターンを解析してみると、それが私の名前になっていることに気づいた。

 

ガードナー教授がおそらくその規則性を生み出したのだと思われ、彼の粋な計らいにとても感謝した。さらに興味深いのは、その規則性を解析してみると、私の氏名のうち、名に関してはローマ字表記なのだが、氏に関してはギリシア語表記になっていた。

 

ガードナー教授が私の氏名が隠された書籍の箇所を青年たちに説明する際に、こちらに向かって微笑んだ。それに対して私も微笑み返した。

 

書籍の色とタイトルに規則性を持たせ、氏名が浮かび上がってくるというのは本当に粋な計らいである。ガードナー教授と笑みを交換した後、私はもう一度自分の目の前の本棚を眺めた。

 

すると、そこに置かれていた本の陳列は先ほどと異なっていることに気づいた。さらに、私の真ん前の書籍たちが、またしても自分の氏名を示唆するように並んでいることに気づいたのである。

 

それらの書籍はどれも美術書で構成されていた。構成されている書籍の一冊はとても大きく、それは面陳列されていた。そのため、私はその書籍の面の絵柄を眺めることができた。

 

欧州のどこかの国の川がそこに描かれており、川の両岸には多様な種類の美しい花々が咲いていた。川の上に浮かぶボートの上には二人の男女が語らっている。

 

そのボートは、川を架ける白い橋の下をくぐり抜けようとしている。私はしばらく恍惚とした状態にあり、一つの絵画作品と評してもいいであろう書籍の面表紙を眺めていた。

 

そこに描かれている美的世界から再び意識がこちらの世界に戻ってきた時、隣で青年たちに説明を続けているガードナー教授の方を再び見た。すると、ガードナー教授はまたしても笑みを私に投げかけた。それに対して、私も笑みで応えた。フローニンゲン:2018/3/17(土)07:39  

 

No.879: Aesthetics of Music

 

I found a number of intriguing articles in the British Journal of Aesthetics. 

 

My recent interest is aesthetics of music. Thus, this journal offers ample articles that satisfy with my intellectual——existential and spiritual——needs.

 

I downloaded several articles, and I’ll read them today. Groningen, 06:37, Thursday, 3/22/2018

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