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2271. 構成的な意識の中で

March 21, 2018

人によっては「陰鬱な」と表現するかもしれないが、非常に落ち着きのある灰色の空がフローニンゲンの上空を覆っている。気づけば今日も夕方の五時半を過ぎた。

 

午前中からこの時間帯にかけて、今日はとても実りのある読書を行っていたように思う。自分の存在の随にまで染み込んでいくような骨身になる読書。

 

こうした読書を日々の生活の中で行っていかなければならない。そして、そうした日々を過ごしていくためには、自分の生活そのものをより組成していく必要があるだろう。

 

意識的に組成し、意識的に日々を建築していく。それでいて、構築された日々は自然な全体となるようにしていく。

 

つまり、組成された生命のようなものが日々に滲み出ている必要がある。今日の読書の内容は、科学と哲学を中心になされた。

 

哲学に関しては、二人の思想家の書物とゆっくりと向き合った。その結果、大いなる刺激と多大な洞察がもたらされたように思う。

 

このようにして得られた刺激や洞察が自分の言葉として具現化されるまでには、もう少し時間がかかるだろう。刺激も洞察も熟成させる必要があるのだ。

 

ゆっくりと咀嚼し、咀嚼されたものをゆっくりと組み合わせていく試みが大切となる。焦ってはならない。全てをゆったりとした時間の流れにさらし、それでいて着実に進行させていく態度が必要になる。

 

今日も少しばかり意識が構成的である。それは特殊な意識状態の一種だと言える。

 

今朝方体験していた夢を見ない深い眠りの意識と何か関係があるのだろうか。とにかく、自分の内側でこれまで寝かせていた素材が一つの全体として形になるような運動を観察することができる。

 

それがまさに自分の内側で起こっている構成的な運動であり、それを可能にしているものが、あるいは、それを生み出している場のようなものがこの構成的な意識だと言える。

 

この建築的な意識状態はとても不思議なもので、音があり色がそこにある。形を伴った様々な色や音が、一つの全体として立ち現れていくのを目撃することができる。

 

今日は読書に十分な時間を充てていたが、それに応じて文章を書くことにも自然と従事していたようだ。読むことよりも書くことを優先させる。それは常に自分に言い聞かせていることである。

 

世の中には、他者の言葉を読む人は沢山いる。だが、自分の言葉を書く人は驚くほどに少ない。

 

自分は書くことを優先させる。それが自分の人生を生きることに他ならず、それが自分なりのこの世界への関与の道だと知っているからだ。

 

書こうとして書くことをしない。書くことに際して明確な意図も持たない。

 

意図を持たないところから文章を書き、そこに明確な意図を込めていく。そうした形で文章を書く。とにかく、この世界で何とか生きるために、自分は書き続けなければならない。

 

書くことがますます生きることと同一のものになっていく。生きることは創造への積極的な参画であって、創造されたものを受動的に享受することではない。

 

今日の自分は昨日の自分から創造され、明日の自分は今日の自分から創造されていることを忘れてはならない。私たちは、どこまで行っても創造的な生き物であり、創造を宿命付けられた生き物なのだ。

 

ここまで文章を書いてもまだ構成的な意識状態が続く。頭の中にある形を伴った音や色がまだ運動を続けている。フローニンゲン:2018/3/15(木)17:51      

 

No.871: One and All

 

As Schrödinger articulates, our consciousness is not plural but singular. 

 

In fact, the plural form is unknown. It implies that our consciousness is one and all. Groningen, 10:51, Monday, 3/19/2018

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