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2245. 構成的意識の中で


時刻は夕方の六時を迎えた。今日は総じて非常に仕事がはかどる土曜日だった。

昨日の就寝前に「構成的な思考」が活性化されていたように、ここ数日間は意識内が活発に動いているように思える。こうした意識の状態は、この現実世界での仕事に取り組む際には有益である。

とりわけ私が取り組む仕事の多くは言語を媒介にしたものであり、言語を司る能力とこの意識状態は密接に関係しているがゆえに、ここ最近の仕事がはかどっているのだと思う。

しかし、これは現実世界の諸々の仕事を進めていくために有益なだけであって、自己と他者によって構成されているこの現実世界の一歩向こう側の世界の中で安住することを可能にしない。そうしたことから、こうした意識状態は固有の限界を抱えていると言える。

精密時計を作るというよりも、生命を構成することを可能にするような意識状態の中で、午前中はいくつかの仕事をこなしていった。当初の予定では今日の午後から取り掛かろうと思っていたのだが、午前中に真っ先に「デジタルラーニングと学習環境」のグループ課題に取り組んだ。

これは友人のハーメンと二人で取り組んでいる課題であり、先週の水曜日に話し合った役割分担をもとに自分の担当箇所の文章を執筆していった。当然テーマに依存するのだが、やはり私は文章を執筆するという行為そのものの持つ魅力に取り憑かれているようだ。

それが大きな建物であろうと小さな建物であろうと構わない。とにかく建築的に文章を構築していくことに対して、何にも代えがたい喜びを覚える。

今日から少しばかりピアノ独奏曲を離れ、ピアノ協奏曲や合唱などを聴いている。特にベートーヴェンが残したミサ曲を聴きながら英文の執筆に取り掛かっていた時に、背筋に立ち昇る物質的かつ非物質的なエネルギーを絶えず感じていた。

自分でも気づいていたが、四六時中薄気味悪い笑顔を浮かべながら文章を建築し続けていた。気づかないうちに自分の担当箇所の執筆が終わった。

その後、何かを構成的に創造することに適した意識状態のまま、共著で執筆している書籍の原稿と企画書に目を通し、修正やコメントを加えた。これも午後から取り組もうと思っていたのだが、昼食前に全てを終わらせることができた。

この二つの仕事の合間に一度休憩として作曲実践に取り組み、一曲作った。昼食後にまた一時間ほど作曲実践を行い、二曲目を作った。

夕方からこの時間にかけては、成人発達と成人学習に関する論文集を読み込んでいた。夜にまた続きを読み、もう一度作曲実践を行おうと思う。

今日は、構成的な意識の中で絶えず過ごすような一日であった。フローニンゲン:2018/3/10(土)18:17  

No.857: Network-like Classroom and Team

Today, I was talking with my client about network-like teams.

Quite coincidentally, I came across the same subject in the today’s class.

In the context of education, a traditional classroom is centralized around a teacher.

However, this type of classroom is not so educationally rich.

A dynamic network perspective would be key to a new type of classroom.

It is self-organized and de-centralized so that learners can show their autonomy and can acquire much more robust practical knowledge. Groningen, 18:00, Wednesday, 3/14/2018

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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