研究インターンも六日目が過ぎていることに改めて気付く。週に二回、インターン先のオフィスに勤務しているため、今日をもって第三週目が終わることになる。
今回のインターンは規定では七週間ほどのものであるから、すでに半分近く過ぎたことになる。今のところ研究は計画取りに進んでいる。
焦る必要はないのだが、ここからはデータ分析に集中し、計画よりも少し前倒しで分析を行い、分析結果のレポートと関係当事者への報告資料を作成する時間的ゆとりをもたせたいと思う。
今朝方の夢の内容が少しばかり脳裏に残っている。夢の中で、友人が手術を受けたと私に打ち明けた。
手術後の部位を私に見せてくれたのだが、そもそもその手術をする意味はどこにあったのか、手術後にその部位に痛みや違和感はないかどうかを私は質問していた。友人曰く、そこに痛みや違和感などは特にないが、手術を受けたことは気まぐれだったと言う。
その話を聞いたのは、一軒家のような小さな病院の中でだった。病院の待合室は食卓のある場所であり、そこには別の友人の姿が見えた。
そこで彼は机に向かってなにやら勉強をしていた。何を勉強しているのかと尋ねると、医師になるための勉強だと微笑みながら述べた。
彼の勉強の邪魔をしてはならないと思い、私はその場を離れ、別の部屋に向かった。そこもまた食卓のある空間が広がっており、そこには大学時代の友人が二人ほどいた。
二人は何やら酒を飲みながらご飯を食べている。二人に近づいて、彼らと久しぶりに少しばかり話をすることにした。
二人とも大学一年次の第二外国語のクラスが同じであり、顔見知りである。二人のうちの一人は、ロースクール修了後、司法試験に合格したことを私は知っていた。
その彼がご飯をほうばりながら、近況について話し始めた。
友人A：「そういえば、最近公認会計士の試験に合格したよ」
友人B：「おめでとう！えっ、でも弁護士としての仕事をすでにしてたよね？」
友人A：「うん、弁護士としての仕事をしながら勉強してたんだ」
私：「それは見事だね。それにしても、弁護士と会計士の資格を持っている風貌には全く見えないが（笑）」
友人B：「確かにそうは見えないね（笑）」
司法試験と会計士試験の双方に合格した友人も笑っており、私たちは彼を盛大に祝福した。
二人の友人としばらく話をした後、手術が行われる部屋を覗きに行った。すると足元に実家にいる愛犬がいた。
小さく尻尾を振りながら、こちらを見ている。愛犬が手術を受けることになっていたわけではなく、誰か見知らぬ人間が手術をこれから受けることになっていたのだが、私は少し不気味なものを感じた。
そのため、すぐにその場を立ち去ろうとした。しかし、手術を担当する医師が私に気づき、私を呼び止めた。
私は一刻も早くこの場から立ち去ろうと思っていたため、その呼びかけを無視して部屋を出た。すると、医師も含めその助手達も私を追いかけるように部屋から出てきた。
その時、私の友人の一人が、呪術的な力を使って医師たちの動きを止めた。彼曰く、そう長くは動きを止められないから早く逃げろとのことだった。
私は愛犬と共に、その場を立ち去り、病院の外に出た。そして最寄りの地下鉄駅に駆け込み、地下鉄に乗った。
すると、その地下鉄は日本のものではなく、どこか米国の地下鉄のような姿をしていた。実際に、乗客のほとんどは日本人ではなく、米国人であった。
長らく地下鉄に揺られ、無事にどこか遠くの駅に到着した。駅から外に出てみると、もう辺りは真っ暗であった。
しかもそこは、先ほどの街中とは打って変わり、とても田舎のように感じた。私はふと空を見上げると、そこにはかつて見たことのないほどに、無数の星々が輝いていた。
光り輝く星の数に圧倒されたばかりではなく、星の光が実に様々であり、その美しさにも見とれていた。また、夜空には絶えず流れ星の大群が流れていた。
私はこんな星空を見たことがなかった。輝く星で埋め尽くされた夜空、そして絶えず流れる流れ星の大群。
私は流れ星の一つが地面にこぼれてきてくれはしないだろうかと密かに願っていた。フローニンゲン：2018/2/23（金）07:10
No.798: Spiral Stairs
Probably, modern people are enchanted by magic.
New magic has always awaited for us even if we awake from the previous one.
All we can do is go up the spiral stairs to endlessly have a dream and awake. Groningen, 08:27, Saturday, 2/24/2018