
私:「誰?」
という一言を発して、深夜に一度目を覚ました。時刻を確認すると、夜中の二時だった。
あまり思い出したくないような不気味な夢を見ている最中に、自分の部屋のドアを誰かが開けたように錯覚されたため、私は思わず「誰?」という言葉を発していた。
目を開けた瞬間に寝室の窓の方を確認すると、窓がふすまに見えて誰かがそこに立っているような感じがした。実際にはそこには誰もおらず、ふすまに見えたものは窓にすぎない。
不気味な夢に起こされてみると、辺りに奇怪な音が小さく鳴り響いていた。何かの機械が小さく動き続けているような音であり、室内の暖房器具から発せられている音かと思ってあれこれ確認した。
だが、どうも音の出所は暖房器具ではなく、近所のどこからかであった。その音はそれほど大きくないとはいえ、耳につくとても不快な音であり、再びベッドに横になってもすぐに寝付けなかった。
真夜中の二時に近所の誰かが小さな機械を動かしているとは考えずらかったが、それは確かに近所の家のどこからか聞こえてきた。しばらく寝室で横になっていると、その音がピタリと止まった。
やはり近所の誰かがこの時間帯に起きていて、謎の機械を動かしていたようだった。あれは一体どこの誰の仕業だろうか。
不気味な夢や近所の騒音があったとしても、今朝の目覚めはそれほど悪くなかった。早朝の六時過ぎに起床し、六時半過ぎから一日の活動を開始させた。
本日は午前中に日本企業との協働プロジェクトの仕事が一件ある。それを済ませると、「デジタルラーニングと学習環境」のコースの第二回のクラスがある。
初回のクラスの内容はコースの概略と課題の説明についてが主だったので、今日からいよいよ本格的にコースの中身に入っていく。今日のクラスでは、課題書籍に記載されている、デジタルラーニングの七つの原理のうち、五つほどを取り扱う予定になっている。
事前に課題図書に目を通し、それらの原理に関する説明を読んでみたところ、デジタルラーニングの環境を設計する側として非常に参考になることが多かった。これまで自分が提供していたデジタルラーニングを振り返ってみた時、書籍に書かれている原理のうち、随分と多くのものを考慮していなかったことに気づかされる。
これまで自分自身がデジタルラーニングの提供者側であるのと同時に、受講する側に立っていたことがたびたびある。今でも時に、感心領域のMOOCを受講することがあり、そうした時にも薄々学びやすいMOOCとそうではないものがあることに気づいていたが、その要因はコンテンツに対する事前知識やコンテンツの難易度だけではなく、そもそもコンテンツの見せ方とも密接に関係していたのだということを改めて知る。
このコースは期末に筆記試験が課せられるが、それだけではなくペーパーの提出も義務付けられている。それはグループで執筆するものであり、課題の内容は、担当教授がリストアップした既存のデジタルラーニング環境から一つ選び、その環境を七つの原理に基づいて分析していくものだ。
七つの原理に照らし合わせて単純に分析するというよりもむしろ、グループで他の論文を見つけてきて、選択したデジタルラーニング環境に対する提言を含めた科学論文を執筆していくことが要求されている。
友人のハーメンの計らいもあり、ハーメンと私はオランダ語のグループではなく、英語のグループを結成することができた。来週に一度グループミーティングを開催しようと思う。フローニンゲン:2018/2/14(水)07:26
No.759: A Merciful Day
Although it was rainy yesterday, it is beautiful weather now.
A merciful day also began today.
From now, I’ll leave my apartment to go to my internship office.
After having a meeting with my supervisor, I’ll work on data preparation for conducting data analysis next week. Groningen, 08:42, Friday, 2/16/2018