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2104. 能力測定とトレンド除去変動解析に関する夢


起床直後の外気の温度はマイナス4度であった。今は少し気温が上がりつつある。

気温がマイナスの世界に足を踏み入れた時には大抵、道路の轍を除いた部分が白くなっている。今朝も起床直後にその光景を目にした。

今朝方見ていたもう一つの夢についても書き留めておきたい。夢の中で私は、一台のバスに揺られながらどこかに向かっていた。

どこかとは、おそらく旅館か何かではないかと思う。バスの中には日本人と韓国人しかいなかった。

私は大学時代のゼミの友人たちと旅をしているようであり、バスの中には彼らもいた。しかし、彼らは私の隣にいたわけではなく、皆がバラバラな席に腰掛けている。

バスの後方から一人の友人が大きな声を上げ、「トレンド除去変動解析について教えて欲しい」と私に向かって叫んだ。この手法は非線形ダイナミクスの分析手法の一つであり、昨年から私も研究でよく使っているものだ。

友人の質問は当然日本語だったのだが、バスの中にいた韓国人たちもなぜだか一様にその手法に関心を持ったようだった。全員の視線が私に向かった瞬間に、バスが大きな会議室に変わった。

会議室には、バスに乗っていた全員がそのままそこにいたように思う。バスから会議室への変容と共に、文脈も変容しているようだった。

一人の韓国人女性が、パフォーマンス測定の方法について発表をしている。彼女の発表の要旨は、パフォーマンスに関するデータをもとにその人物の能力を評価していくというものだった。

とても明快な論旨であるが、その横にいた一人の韓国人男性は反論を投げかけた。彼の主張の要旨は、データだけを積み上げても能力の評価などできず、パフォーマンスの判断は直感的に行う方がいいのではないか、というものだった。

二人の主張を全て聞き終えたところで、私が意見を述べた。実は二人の主張はそれぞれ正しいものを持っているのと同時に、各々固有の限界を内包していることを指摘した。

彼ら二人が議論していることは、心理統計学の領域ではかなり古典的なテーマであるゆえに、二人の対立する主張を統合する意見を述べることは比較的容易であった。私が口を開き始めると、会議室にいた全員が私の言葉に耳を傾けている。

私はかなりゆっくりとした英語を話しており、淡々と説明を続けた。各々の主張の正しさと限界を丁寧に一つ一つ説明し、統合的な主張を打ち出した。

しかし、統合的な主張を打ち出しただけでは物足りなかったので、統合的な主張に含まれている課題すらも指摘し、ではその課題をどのようにすれば乗り越えていくことができるのかの案もいくつか示した。

ゆっくりと説明したにもかかわらず、私が提示した統合的な主張に含まれる限界とその限界を乗り越えるための専門的な手法に関する話まで付いてくることのできた人は皆無であった。

会議室全体が少しばかり静かになると、友人が日本語で「トレンド除去変動解析」について再度質問をしてきた。私はその質問に対して、今度はホワイボードを使いながら説明を始めた。

グラフを描いたり、ポイントになる言葉をホワイトボードに書き出しながら、私は今度は日本語で一気呵成に説明を行った。質問をしてくれた友人もその手法の本質部分は理解したようだった。

ただし、説明を終えた私は、その手法について自分でもまだ理解が及んでいない箇所がいくつかあることに気づいていた。そうした気づきを得たところで夢から覚めた。フローニンゲン:2018/2/7(水)07:58 

No.733: The Second Day for My Internship

Today is the second day for my internship.

I’ll move forward my research, following the schedule that I made last Monday.

I hope to finalize quantification criteria today.

Once I finish it, I’ll format the data sets in order to conduct data analysis. Groningen, 08:49, Friday, 2/9/2018

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