
起床直後から雪がパラパラと舞っていたのだが、突然雪が激しく降り始めた。私はしばらく書斎の窓のそばに立ち、雪の降る様子を静かに眺めていた。
雪が積もり始めた地上を眺めるだけではなく、雪が舞い落ちてくる空の方も仰ぎ見た。一粒一粒の白い雪が次から次へと地上に落ちてくる。
その光景は静かな陶酔感を引き起こし、私はぼんやりと天から舞い落ちる雪だけを眺めていた。天から地上に降り注ぐ雪は溶けずに積もり始めている。
一方で、雪を眺める私の自我は溶けてしまいそうであった。実際に、私の意識は不思議な瞑想状態に入り、雪が舞う光景に潜む意識の変容作用を体験する当事者となった。
天気予報の通り、今日からしばらくマイナスの世界が続くようだ。来週の月曜日から研究インターンが始まり、歩いて30分ほどのザーニクキャンパスのオフィスで勤務することになっている。
月曜日に自宅を出発する時間帯はマイナス1度という予報が出ており、久しぶりにマイナスの気温の世界を歩くことになる。今日は雪景色を眺めながら日々のなすべき事柄、すなわち自分のライフワークの一端を着実に前に進めていこうと思う。
あっという間に辺りの景色が白銀世界に変わっていく中で、ふと今朝方の夢について思い出した。夢の中で私は、実家にいる愛犬と一緒に公園で遊んでいた。
自宅の玄関を開けていざ公園に行こうとすると、愛犬にリードを付けていなかっため、愛犬は一気に階段を駆け下り、外へ飛び出して行った。
勢いよく飛び出していった愛犬を非常に心配したが、彼は公園の真ん中で大人しく待っており、尻尾を振りながら私の到着を待っていた。そこから愛犬と私は公園での遊びを始めた。
テニスボールよりもひと回り小さいボールを投げ、それを地面に落とさずにキャッチするという遊びを行った。もし地面に落とさずに見事にキャッチすることができたら褒美としておやつを一粒あげるルールになっていた。
私が一投目を投げた時、それは大きな放物線を描くことなく、かなり直線的な軌道を描いてしまい、それを地面に落とさずにキャッチすることは不可能であった。一投目の反省を踏まえて、二投目は大きな放物線を描くように遠くの方へボールを投げた。
すると愛犬は見事にそれを地面に落とさずにキャッチした。ボールをくわえて嬉しそうにこちらにやってくる愛犬の頭を撫で、おやつを一粒与えた。実は一投目の後に、自宅の窓から父の声が聞こえ、「今の投球では地面に落とさずにキャッチするのは不可能だろう」という指摘があった。
私はその点について自分でも承知していたため、その助言が大変煩わしく思った。私はかなり邪険な態度で父の助言に対して反応したが、結果的に二投目は、一投目とは大きく異なる投げ方をすることになった。
この遊びに熱中していると、愛犬よりも私の方が疲労をしてきたため、そろそろ引き上げる決意をし、最後の一投を大きく投げた。最後の一投に関しては、ちょうど背の高い草の中に愛犬が入ってしまったため、うまくそれをキャッチできたのか定かではなかった。
だが、最後の一投に対しても褒美のおやつをあげた。実は愛犬が公園に入る時、公園の隅で糞をしていたため、それを片付けて自宅に戻ることにした。
しかし、トイプードルの愛犬の大きさからは考えられないほどの大きな糞が四つほどそこにたたずんでいた。おそらく食事の摂り過ぎが原因であると考えられ、「きっと母と私が見ていないところで、父が食事を多く与えて手なずけようとしたのだろう」と思った。
私:「うそ〜、こんなに出したの?四つも全部持って帰れないんだけど・・・」
愛犬:「・・・」
私:「こっちで二つ持って帰るから、半分は自分で持って帰ってくれる?」
愛犬:「ワン!(了解です!)」
結局四つの糞のうち、半分ほど私が持ち帰り、もう半分は愛犬自身に持ち帰ってもらうことにした。糞の分担をし、自宅に向けて公園を離れた瞬間に夢から覚めた。
相変わらず雪が舞い落ち続けている。幸いにも風はなく、天から真下に降り注ぐ雪はとても美しい。
この雪景色の中にあって、姿は確認できないのだが、小鳥の鳴く声が聞こえて来る。高らかに鳴く小鳥の鳴き声に耳を傾けながら、今日の活動を今から本格的に開始させようと思う。フローニンゲン:2018/2/3(土)09:13
No.717: Finalization of a Research Proposal
I finished writing a research proposal for the application of a visiting fellow position at an American university.
If I fortunately get admitted to it, I can expand my research domain from developmental and educational science to music.
I already contacted some faculty members at the university to collaborate with them.
I anticipate the collaboration with them and auditing their course. Groningen, 20:18, Sunday, 2/4/2018