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2077. 思い出の品


今日は早朝からザーニクキャンパスに足を運び、研究インターンシップに関するミーティングを行った。朝から少し雨が降っており、風も強かったが、私が家を出発した頃はちょうど雨が上がっていた。

ただし、空は雨雲に覆われており、天気予報が示しているように、いつ雨が降り始めてもおかしくはなかった。30分ほど歩き、ザーニクキャンパスに到着した。

今日のミーティングは、フローニンゲン大学のMOOCを統括するジャン・ディエナム博士とMOOCチームのリーダーを務めるトム・スピッツ氏と行った。今日のミーティングでは、私がインターンとして行う業務内容を決定することに焦点を当てたものである。

研究上、これまでMOOCに関する学術的な論文を数多く読んできたが、果たしてMOOCの制作現場はどのようになっているのか、という実務的な側面にも私の関心が及び始めていた。

そうしたこともあり、今回のインターンシップでは、もちろんデータの共有を受けて私の研究を進めていくことになったが、それに付随して、MOOCのコンテンツ制作の現場を訪問することや関係当事者とのミーティングに参加することなども承諾してもらった。

また、ディエナム博士の隣の部屋を提供してもらい、来週からはそこで様々な作業を行う。インターンの期間や週にどれだけ働くかも含めて自分に決定権があり、かなり自由な形でインターンを進めることができるのは喜ばしい。

一応目安の期間は二ヶ月であり、三月末を終了予定にしていたが、スピッツ氏と話し合い、これから受け持つ仕事内容に応じて、四月の初旬までに期間を延長していいかもしれない。インターンの開始に際して、データを扱う際の守秘義務契約を来週の月曜日に結ぶことになった。

スピッツ氏曰く、ちょうどこれから面白いプロジェクトがいくつか始まるようなので、関連プロジェクトのミーティングやMOOCに関する各種イベントの開催日時をリストとして送ってもらうことにした。来週からのインターンに期待が高まる。

ミーティングが比較的早く終わり、ちょうど午後から行われるポスタープレゼンテーションに向けた準備に時間を取ることができると思い、足早に自宅に帰ろうと思った。しかし、キャンパスを出た頃に、ちょうど再び雨がポツポツと降り始めた。

しかも、極めて強い風と共にである。強風と雨の組み合わせほど厄介なものはないだろう。

なんとか30分かけて自宅に戻ると、これまで長年愛用していた折り畳み傘が破損していることに気づいた。かれこれ今から七年前に、発達心理学者のロバート・キーガン教授に会いにボストンを訪問した時にこの傘を購入したことをふと思い出した。

あの日から今日までの七年間、この折り畳み傘には随分とお世話になった。諸々の思い出の詰まった傘だけに非常に惜しいのだが、この傘に別れを告げ、今日のポスタープレゼンテーションの帰りに新しい傘を購入しようと思う。

いつかまた今日のことを思い出す日が来るだろう。フローニンゲン:2018/1/31(水)11:22 

No.710: Business Industry

I spent much time today to work on a couple of collaborative projects with Japanese corporations.

The collaborative work always invigorates me, which is quite intriguing.

It provides me with not only new perspectives but also precious opportunities for me to reflect upon the meaning of my work.

Also, it inevitably requires me to contemplate the peculiarities of the business industry (e.g., its worldview, action logic, etc.). Groningen, 21:01, Friday, 2/2/2018

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