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2024. 書物と生


私が書物を読み始めたのは非常に遅く、大学生に入ってからのことであった。しかし、大学時代には本を読んでいたというよりも、本の中身を眺めていたに過ぎなかったように思う。

そうした意味で私が本当に本が読めるようになってきたと自分で思えるようになったのは、二十代の終わりであり、それは随分と遅いように思える。

他者の書いた言葉を読むことは、こうも苦痛であり、こうも忍耐を強いるものに思われていたのは、おそらくそれまでの私が本物の言葉に出会ってこなかったからかもしれない。

二十代が終わりに差し掛かった頃、何のきっかけかわからないが、私は徐々に本物の言葉に触れる機会が多くなった。そうした幸運を契機とし、私は少しずつ本が読めるようになってきたのだと思う。

しかし、今また書物の意義について考え直している。ある一人の他者の存在が滲み出しているかのような書物は確かに読む価値がある。

だが、果たして書物を読むだけでいいのか?という非常にシンプルな問いが頭を巡る機会が多くなっている。より正確には、書物を読むことよりも優先されるべき何かがあるのではないか?という問いが頻繁にやってくる。 やはり私の中で書物を読むことよりも優先されるべきことは、とにかく自分の言葉で文章を書くことなのだと思う。ここで述べている文章とはもちろん作曲を含む。

日々自分が考えたことや感じたことを言葉として曲として表現することが、私にとっては何にも増して重要なのだと改めて知る。学術研究をしている立場上、確かに私は日々、専門書や論文などの他者の言葉に触れることを余儀なくされている。

だが、他者の言葉の世界の中に埋没しているだけであってはならないのだ。もちろん私は今後も、真摯に思索や研究を進めた者の言葉には耳を傾け続けるだろう。

しかしながら、他者の言葉に寄りかかるよりも、とにかく自分の言葉を紡ぎ出すことに邁進するべきなのだと思う。そこにはやはり、一人の人間が持つ固有の世界と固有の生という主題が関係しているだろう。

他者が自分の代わりに私の生を生きてはくれないのである。また逆に、私は他者の代わりに他者の生を生きることはできないのである。

そうしたことから、やはり自分にできるのは、自らの生を生きるということであり、そうした至極単純かつ尊い事柄に行き着く。 断片的であっても一向に構わない。考えることのできたところまで書く。あるいは、現時点での思考や感覚があるべきところで落ち着くところまでそれを表現すればそれでいいのである。

今日もそうしたことを日記として、曲として具現化させていく。

私はどこまで自分の生を生きれるのか定かではない。この生を最善最良に生きるための手段として日記と作曲があるのであれば、私はそれだけに従事したいと思う。フローニンゲン:2018/1/18(木)09:25 

No.659: Learn as Children do

The essence and difficulty of adult learning may depend on whether they learn like children do.

Of course, I have to emphasize differences between children and adults and to underline the trap of “pre-trans fallacy.”

However, we, adults possess too many unnecessary constraints that thwart our learning.

When I learn music composition, I don’t want to forget how children learn.

Keeping that in mind, I would continue to develop my composition skills. Groningen, 20:00, Wednesday, 1/17/2018

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