今日の早朝は大粒の雪が空から舞い落ちていたが、一日の大半を通じて晴れ間が広がっていた。早朝の雪が嘘であるかのように、昼間から午後にかけて晴天となっていた。
そのような天候の移り変わりを書斎の窓から眺めながら、私は今日も一日中、学術研究と作曲実践だけに時間を充てていた。確かに今日は午前中に、二時間半ほど日本企業の方と協働プロジェクトに関する打ち合わせをしていたが、それ以外の時間は全て学術研究と作曲のことで頭がいっぱいであった。
来週から冬季休暇に入るため、この期間は学術研究から一旦離れ、作曲実践に多くの時間を充てたいと思う。メロディーの創出、対位法、ハーモニーの技術に関する理解と技術を高めることに集中する。
メロディーの創出に関しては、引き続き “Melody writing and analysis (1960)”を繰り返し読み込み、対位法に関しては、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンも活用していた古典中の古典である “The study of counterpoint (1971)”を読み、ハーモニーに関しては、まずはチャイコフスキーが執筆した “Guide to the practical study of harmony (2005)”を読み進めていく。
メロディーと対位法に関しては、上記で挙げた書籍をまずは何度も繰り返すことに何ら躊躇はないのだが、ハーモニーに関しては、チャイコフスキーの書籍から始めるのがいいのか、ショーンバーグの “Structural functions of harmony (1969)”から始めるのがいいのか迷っていた。
チャイコフスキーの書籍の方が分量は少ないのだが、解説の文章が多い。どちらの書籍もハーモニーに関する具体例として楽譜が豊富に掲載されている点がとても良心的である。
ただし、チャイコフスキーの書籍に関しては、実際の作曲家の楽譜を例にとることはほとんどなく、ハーモニーの概念と理論に対応するシンプルな具体例が豊富にある。
一方、ショーンバーグの書籍は、文章による解説はそれほど多くなく、実際の作曲家が残した楽譜の抜粋を用いた具体例が非常に豊富である。どちらの書籍から手をつけていいのか迷った挙句、日本に一時帰国する際の荷物の重さを少しでも軽減させるために、よりコンパクトなチャイコフスキーの書籍から手をつけることにした。
明日中に解説文を含め、全体を簡単に一読し終える予定である。そこからは、上記の三冊を読み進める際は、逐一作曲ソフト上に具体例を再現し、実際に自分の耳で音を確認しながらメロディー、対位法、ハーモニーに関する理解を深めていく。 今日の午後に、音大の作曲科のコースのカリキュラムを確認したところ、自分がこれから学ぼうとしていることは大抵カリキュラムの中にあったのだが、一つだけ私が見落としていたのは「ソルフェージュ」というものであり、これは読譜能力に関するものだということを知った。
楽譜を読んでそれを音にイメージする能力はぜひとも開発していく必要があると思っていたため、今後少しずつソルフェージュの訓練を行いたいと思う。ソルフェージュに関する何か良い書籍はないか、近日中に調べておきたい。
作曲技術を高めるために何を学ぶ必要があるのかがようやくだいぶ見えてきたような気がする。毎日文章で日記を執筆しているように、自由に音楽言語で日記を書いていくことの実現には程遠いが、毎日少しずつ前に進んでいこうと思う。2017/12/14(木)20:27 No.547: Application Progress
As I planned, I finished writing the draft of the application for a visiting fellow position next year.
Since it is a rough draft, I need to elaborate it later.
I’m almost arriving at Amsterdam Airport.
At the airport lounge, I’ll complete another document for the application.
Fortunately, I have enough time until my flight. 11:39, Wednesday, 12/20/2017