top of page

1898. いつか本格的に作曲を


一昨日より、本格的に対位法を学び始めた。対位法の古典である、ヨハン・ヨーゼフ・フックスの“The study of counterpoint (1965)”を用いて、まずは一回全てを読み通すことにしている。

ちょうど半分以上を読み終え、今日か明日中に一読目が終わるだろう。一読目の際に、対位法の細部ではなく、大枠を掴むことを心がけており、再読の際はより細かな部分にも理解が行き届くようにしたいと思う。

とりわけ、本書の中で提示されている具体例を実際に作曲ソフト上で再現をし、音を確認しながら対位法の理解を深めていく。対位法を理解していない状態で、複数のメロディーを同時に巧く響かせることは不可能に近いと改めて思う。

先人が理論を体系化してくれた恩恵を存分に享受したい。まずは既存の体系を学び、そこからの自分なりの工夫や独自の理論化が少しずつ生まれてくるようにしたい。

日本に一時帰国の最中は、もっぱら作曲実践だけに従事することになると思われるが、帰国までに、昨日届いたチャイコフスキーが執筆したハーモニーに関する書籍についても一読を完了することができたらと思う。

一読目はとりあえずハーモニーの全体像を把握するように、あえて具体例を作曲ソフト上に再現することなく、概念的にハーモニーの持つ意味の感覚を一度身体に通しておく。そこから二読目にじっくりと具体例を作曲ソフト上に並べ、試行錯誤しながらハーモニーについての理解を深めていくという方法を採用したい。

こうした方法を採用するのは、全体像を把握しないままに最初から具体例やエクササイズを通じて学習しようとすると、細部に入り込んでしまう危険性があり、あまりに時間がかかるためである。

そうしたことを防ぐ目的と、さらには私自身が概念的な理解を好む傾向にあるということを活かして、初読時は文章の記述からハーモニーを理解していくようにする。チャイコフスキーが執筆した本書に関しては、今週末から来週の前半にかけて一読目を終えるようにする。 昨日改めて、いつか作曲に関しても学術機関で本格的に学びたいという思いが湧き上がっていた。作曲に関して、学術機関に所属することなく独学で偉大な作曲家になった人物は数多いが、そうであってとしても、大抵は師に付いて指導を受けている場合がほとんどである。

やはりメンターのような存在からフィードバックを受けることは重要なのだろう。今すぐにというわけではないが、それこそ人間発達と教育に関する博士号を取得した後に、どこかの大学で作曲を本格的に学びたいと思う。

仮に学士号から学ぶことになったとしても全く問題はない。修士号を三つ習得し、博士号を一つ習得した後に、学士課程に入学するとういのも悪くない、と近所のノーダープラントソン公園を歩きながら考えていた。

可能であれば、その後に、作曲に関する博士号を取得したいと考えている。博士号を取得する過程の中で、あるいは取得後以降は、欧州の各国の文化に影響を受けた独自の作曲理論と作曲技術を学ぶために、欧州の学術機関を転々としながら生活を営みたい。

普遍的な作曲理論と作曲技術のみならず、一つの国で固有に育まれてきた独自の作曲理論と作曲技術を学びたいのである。今年の夏に訪れた、ノルウェーのベルゲン大学には、エドヴァルド・グリーグの音楽を研究する機関があり、そこは今でもとても魅力的な場所に映る。

絶えず日記を書き、絶えず作曲を行う日々の実現に向けて、今日も昨日と同様に一日を送る。2017/12/13(水)06:39 No.543: Research Proposal

I had a meeting with my supervisor today about my research.

Today’s meeting was rather short because the progress of my research is going well.

During winter holidays, I’ll finalize my research proposal. In particular, what I need to do is to find out some articles about the variables I’ll utilize.

In addition, I have to think about the issue where my hypotheses were not validated. 18:37, Monday, 12/18/2017

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

bottom of page