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1896. 行き詰まり


夜の八時を迎えた頃、今日の振り返りを行うのではなく、ふと昨日の事柄を振り返っていた。昨日もいつもと同様に作曲実践に励んでいたのだが、少しばかり行き詰まりを感じていた。

実際のところは、毎日小さな壁にぶつかっており、絶えず課題に直面するような毎日なのだが、いつもであれば作曲行為そのものの喜びが、自分が課題や壁に直面していることを忘れさせてくれる。

さらに、毎日の実践の中で直面する課題や壁を乗り超えられる日の方が少ないが、そうだとしても、いつもは作曲実践がもたらす抑えがたい充実感が、課題や壁を乗り超えられるかどうかの有無を一切問わせることのない状態に私を導く。

だが、昨日は作曲実践における行き詰まりを感じていた。具体的には、メロディーを創出した後に、もう一つのメロディーを重ねる方法について考えあぐねていた。

さらには、創出したメロディーの背景に他の音を重ねるというハーモニーについても問題を抱えていた。ここ最近はメロディーの創出のみに焦点を当てており、少しばかりの進歩を経験した。

それはまさに、発達における非連続的な小さな飛躍体験であった。その体験はそれとして喜ばしいものだったが、新たな課題がすぐさま浮かび上がってきたのである。

一つ目の問題を解決するためには、対位法と呼ばれる手法を学んでいく必要がある。今の私には対位法に関する知識は一切なく、ちょうど昨日から読み進めたヨハン・ヨーゼフ・フックスの書籍は大いに参考になるだろう。

もう一つの課題であるハーモニーについては、一つ喜ばしいことがあった。本日大学から自宅に戻ってきた時に、イギリスのアマゾンに注文していたハーモニーに関する二冊の書籍が届いていたのである。

一冊はチャイコフスキーが執筆したものであり、もう一冊はショーンバーグが執筆したものだ。早速中身を確認してみると、チャイコフスキーが執筆したものの方が分量が少なく、ショーンバーグの書籍よりも取り掛かりやすい印象を私に与えた。

日本に一時帰国する際に持って行く一冊として、このチャイコフスキーの書籍を加えたい。 日本語の学術用語は非常にわかりにくいため、作曲関係の専門書は基本的に英語のものを読むようにしている。しかし、一般向けのテキストに関しては日本語の方が良いものがある印象を持っており、一時帰国の際にぜひとも何冊か作曲に関する一般書を購入したいと思う。 来週から冬季休暇に入るため、そこでは対位法とハーモニーを中心に学び、引き続きメロディーの創出に関する理論と技術を探究していく。対位法、ハーモニー、メロディーは今後しばらくの間における探究の核になるだろう。

昨日は少しばかり行き詰まり感を抱えていたが、それでも作曲に向かわせる何かが自分の内側にある。自分にできることは、この内側の情熱に従って生きていくことだけである。2017/12/12(火)20:12

No.541: My Destiny with Books

Last night, I finished selecting books to take to Japan.

I thought that these books would not be useful for my future research. I plan to bring some books from Japan to the Netherlands when I go back to Japan next week.

Since I may move to the US next year, I had to reduce the amount of books in my present house.

Although I will take some books to Japan, the total amount of books in my house would increase because I will bring back some other books from Japan.

It is my destiny that I move around all over the world with an innumerable number of books. 07:34, Monday, 12/18/2017

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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