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1877. 対岸に向かう夢


早朝、起床と共に、小さな雨音が聞こえてきた。今日はどうやら雨のようであり、昨日の天気予報からすると、雪が降るかもしれない。

今日は六時半から、一日の活動を静かに始めた。活動の開始は、自分が生きていることの実感を確かめるためにあり、自己の存在を証明するためにあるように思える。

昨夜の夢の内容が、そっと自分の意識の中に立ち現れる。夢の中で私は、瀬戸内海にほど近いある町にいた。

その町は、実際の実家の近辺のようでありながらも、ヨーロッパ風の町並みをしていた。私は一台のバスに乗り込み、瀬戸内海の方に向かった。

バスに乗ってみると、そのバスは無人だった。運転手はおらず、乗客も私以外にいない。

誰もいないバスは、私がそれに乗り込むと、静かにドアを閉め、ゆっくりと動き始めた。私が降りる予定の場所は、名前のわからない通りと「ヴァン・ゴッホ通り」と名前が付けられた通りが交差する地点だった。

ゆっくりと走るバスの窓から、私は景色を眺めていた。だが、町にも人影は見られなかった。

人がほとんど見えないながらも、確かにその町には人が住んでいる気配があった。ちゃんと店もあり、道も整備されており、家もまばらに見える。

そうしたことからも、この町は決して無人ではないのだということを知る。しかし、バスから目的地に向かうまでの間中、人の姿を確認することはできなかった。

目的地に近づいてきているのがわかったが、その正確な場所を私は知らず、またどのようにこのバスから降りたら良いのかもわからなかった。バスが坂道をゆっくりと下りだし、ある場所でバスは止まった。

どうやらここが終着地点のようであり、同時に私の目的地であった。バスはまた静かにドアを開けた。

バスから降りようした時に、ふと運転席を見ると、無人であったはずなのに、運転手の影のようなものが見えた。それは確かに人のようであり、同時に単なる影のようでもあった。

私がバスの真ん中から降りた時、バスは再びドアを静かに閉め、その場でじっと停車していた。到着した目的地から瀬戸内海までは目と鼻の距離であり、私の視界にはすでに光り輝く瀬戸内海が見えた。

バスの停車地点から少し歩くと、すぐに松林に行き当たり、砂浜が見えた。そのまま松林を歩いていると、一つの浮き輪を見つけた。

それは輪っかの形をしておらず、新幹線や飛行機などで使われる、輪が半分の枕のような形をしていた。私はそれを拾い、お腹の周りに巻くようにして、松林の中を軽く走ってみた。

すると突然、走る速度に合わせ、自分の体が宙に浮き始めた。どうやらこの浮き輪を用いれば空を飛べるようだった。

私はほんの数メートルの高さをゆっくりと飛びながら、松林の最終地点まで向かった。松林が途切れると、そこは砂浜だけが広がる世界であった。

その砂浜では、多くの人たちが思い思いにリラックスをしている。子供たちの姿も多く見える。子供たちは砂浜を走っていたり、砂で何かを作っている。

そうした光景を眺めながら、私は瀬戸内海とは別の海、あるいは大きな運河がぶつかる地点にやってきた。どうも今は満潮の時間のようであり、合流地点の流れは激しかった。

私が立っている地点は、海から幾分高い場所にあり、私は上から海流の動きを眺めていた。海と運河の合流地点によって、砂浜は分断されており、向こう岸までの距離は数キロほどあった。

対岸の松林の直ぐ近くに私の実家があるのが見え、そこで初めて、私は実家に足を運ぼうとしていることを知った。そのため、どうしてもこの運河を越えて、対岸まで行く必要があった。

当然ながら、人間が泳げるような海流では決してなかった。それは人を丸呑みにするような、極めて激しい流れだった。

私は手に持っている浮き輪を握りしめながら、この浮き輪を使いながら空を飛んでいけばいいと考えていた。しかし、仮に途中で浮き輪がうまく機能せず、空を飛ぶことができなくなってしまったらどうすればいいのか、という不安があった。

私はその場に立ちすくみながら、しばらく考え込み、人を寄せ付けない激しい海流が作り出す渦を呆然と眺めていた。海流の一部は、この世界の何か鬱積したものを吐き出すかのように、こちらの岸から対岸に向かって激しい流れを作っていた。

しばらく考えた挙句、結局私は空を飛んで対岸に向かうことをしない決断をした。その決断をした直後、私は振り返り、元来た砂浜を歩いて戻ることにした。

その途中、松林と砂浜のちょうど中間に、一つの幼稚園があることに気づいた。どうやら中国人が多く通っている幼稚園らしく、日本人の子供と中国人の子供が楽しそうに砂浜を走っていた。

私はその様子を微笑ましく思った。駆け抜ける子供とすれ違うたびに、私は何かを考えていた。

考え事をしながら歩いていると、結局元のバス停まで戻ってきた。私は再びバスに乗り、バスで対岸にある実家まで向かうことにした。

先ほどのバスはまだそこに停車しており、バスに乗り込むと、やはりそこには人が誰もいなかった。バスのドアがそっと閉まる。そして静かに動き始めた。

バスに揺られ、窓の外を眺めながら、私は先ほど考えていたことの続きを考えていた。気づくとそのバスは再び、先ほどの最終地点であった、「ヴァン・ゴッホ通り」にそっと停車した。2017/12/8(金)07:13

No.522: Two Books about Harmony

I am self-taught to compose music.

After I came back from the university to my house, two books were delivered from the UK.

The one is “Guide to the practical study of harmony (2005)” written by Tchaikovsky, and the other one is “Structural functions of harmony (1954)” written by Schoenberg.

Both authors were great composers. I immediately took a look at both books from my irrepressible curiosity.

I thought that the former book was more accessible for me, considering my current musical knowledge.

After I read Fux’s book about counterpoint at least twice, I will read Tchaikovsky’s book about harmony.

I look forward to reading it on my holidays in Japan. 16:43, Tuesday, 12/12/2017

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