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1866. 非日常的日常と日常的非日常

気がつくと時刻は夜の八時を過ぎていた。結局今日は、予定よりも多くの時間をジョン・デューイの全集を読むことに充てていたように思う。

400ページほどにわたる第一巻のうち、100ページほど本日中に読もうと思っていたが、実際には200ページ以上も読み進めていた。デューイの英文は明晰であり、明瞭な言葉に引き込まれていくかのような感覚があった。

当然ながら全ての箇所を理解できたわけではないが、読み進める中で数多くの気づきを得ることができ、それが触媒となって様々な思考が自分の中で育まれていった。

良い書物とはこのように、自らの思考の肥やしとなり、新たな思考を生み出す種となる。全集の一つ一つの章を読むたびごとに、あるいはいくつかの段落を読み終えるごとに、新たな考えが芽生え、それをもとに様々なメモを書き残していた。

明日を用いれば、残りの半分を読み終えることができそうだ。デューイの全集を読み終えた後は、再び自分の研究に立ち返り、先日に印刷をしておいた七本の論文に目を通しておきたい。

それら七本は、どれもフラクタル分析に関するものであり、データベースを検索して得られた500本の論文から選んだものだ。自らの研究に最も有益であろう、それら七本の論文を読むことを明日の楽しみの一つとしたい。 今日は夕方に近所で一つ騒ぎがあった。救急車や消防車が、書斎の窓から見える赤レンガの家々の一つに駆けつけた。

近所を散歩中の人たちも道端で立ち止まってその家を眺めていたり、その家の付近には人が集まっていた。何か事件があったのかと思っていたが、どうやら小さな火事が発生したようだった。

その家から白い煙が立ち込めており、外の寒さも影響してか、煙の様子がはっきりと肉眼で確認できた。幸いにもそれほど大きな火事ではなく、事態も深刻ではなかったようだ。

その騒ぎから数時間が経過した今となっては、辺りは嘘のように静まりかえっている。人間の日常とは一体何なんだろうかと考えざるをえない。

日常の中に潜む非日常。あるいは逆に、日常とは、非日常の中の小さな一部なのかもしれない。

何が日常で、何が非日常なのか。日常と非日常の境目は一体どこにあるのだろうか。

突発的にやってくる非日常の世界を目撃するとき、それに打ちのめされないだけの精神的な強靭さを持つことはそれほど容易ではない。

それほどまでに私たちは、日常の世界を馴れ合いに生き過ぎている。今日のその一件は、紛れもなく非日常的な出来事だったはずなのだが、それが日常の中に溶け込んでいく。

あの出来事は一体何だったのだろうか。 夕食後、来年の夏にオランダでの生活を終えることになったら、渡欧直前から渡欧後に執筆した日記をまとめたいと思った。欧州での二年間の生活を振り返り、また新しい生活を始めるに際して、これまで書き留めておいた日記を一度全て編集したいと思うに至った。

おそらく、その分量は膨大なものになる予感がしているが、オランダを離れる最後の月に、欧州に渡る直前の日記、そして欧州での生活を通じて書き留めた日記をまとめるという作業に取り掛かりたい。

非常に些細なことのように思えるかもしれないが、これは自分にとってとても大切なことのように思われた。果たして来年の夏にその日がやってくるのだろうか。2017/12/5(火)20:39

No.511: “Postformal Cognitive Theory and Developmental Stages of Musical Composition(1989)"

I read the article “Postformal cognitive theory and developmental stages of musical composition(1989)” again.

The article is utterly insightful to analyze the developmental stages of Beethoven based on adult development theory.

All of the explanations contain very rich information to expand my thoughts on developmental stages of musical composition.

I realized that I wanted to conduct this type of qualitative research on musical composition in my future.

I will examine as many references as possible as far as they are relevant my research interest. 13:23, Sunday, 12/10/2017

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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