
先ほど夕食時に、夕方に行きつけのチーズ屋で購入した、七年発酵物のチーズを食べた。チーズ屋に立ち寄った際、豊富なチーズを眺め、ここ最近はいつもこれまで食べたことのないチーズを購入するようにしている。
そのチーズ屋にだいたいどのようなチーズが置かれているかはすでに把握していたのだが、今日はこれまでにない珍しいチーズを発見した。チーズ屋の店主に聞くと、この七年発酵物のチーズはこれまで店頭に並べたことはないようだった。
まずは試食をさせてもらい、その味を確かめた。七年もの間寝かせているチーズであるから、長大な時間にさらされた何とも言えない重厚かつ濃厚な味であった。
店主に確認したわけではないが、チーズ屋に並べられているチーズをこれまで多く食べてきた経験上、チーズは発酵させればさせるほど、硬くなるようだ。以前はよく二年発酵物の有機チーズを食べていた。
そのチーズも他の若いチーズに比べて硬かった。
七年発酵物のチーズの味は美味しかったため、店主にこのチーズを切ってもらうことにした。いつもであれば店主は手慣れた手つきでさっとチーズを切ってくれるのだが、今回のチーズは七年発酵物とあって、切り取るのに一苦労のようだった。
チーズがあまりにも硬いので、私がチーズを支え、店主が特殊な針金状の器具でチーズを切り取るのを手伝った。今回のように店主と協力してチーズを切り取ったのは初めてであり、無事に切り取れた時には、お互いに笑った。
そのような背景で購入したチーズを夕食時に食べていた。七年もの間眠っていたチーズ。
そのチーズを見ながら、「七年」という月日の重みについてしばらく考えざるをえなかった。七年前の私は、まだ企業社会にいた頃だ。
七年前のこの時期は、ちょうど留学に向けて準備をしていた頃だったのではないかと思う。あれから七年が経った。
この七年間はあっという間であったように思うのと同時に、その期間の中で自分が経験してきたこと、積み重ねてきたことについて思いを巡らせていた。
これからの七年間において、私は一体どのようなことを経験し、何をどれだけ積み重ねていくことができるのだろうか。この七年間でかけがえのない経験を数多く積んできたのと同じように、これからの七年間も貴重な経験を積み重ねていくだろう。
そして、七年間という長大な時間を通じて内面的な成熟を静かに進行させていったのと同じように、七年後の自分は今の自分とは異った成熟段階にあるような気がしている。
真っ暗闇の夕食時に、チーズを食べながら、これからの七年間についてぼんやりと思いを馳せていた。2017/11/30/2017(木)19:33
No.491: Composers’ Writings
The more I understand the philosophies of composers from their writings, the deeper my understanding of each piece of work becomes.
I have recently noticed it often.
I looked at four of Grieg’s music scores all of which are Op.12.
In addition to reading the book about Greig that I purchased at the Grieg’s museum in Bergen, analyzing Grieg’s music scores is a optimal way to immerse myself in his philosophy of music. 11:06, Thursday, 12/7/2017