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1794. ロンドンでの国際学習科学学会へ向けて


今朝は五時半過ぎに起床し、六時から一日の仕事を開始した。毎晩就寝前に作曲実践を行うことは習慣となり、それは新たな一日への橋渡しの実践として不可欠なものとなった。

就寝前に作曲実践を行うことは、精神の治癒につながり、精神が満たされた感覚の中で一日を終えることにつながる。音を生み出す過程の中で、知らず知らず自分の無意識の世界の現象を表現することになり、それはある種のシャドーワークであり、サイコセラピーのようですらあると言える。

音楽療法という言葉にあるように、音楽を聴くことや演奏することは精神の治癒をもたらす。どうやら音楽を作ることにも大きな治癒効果があるようだ。

実際に、どうしても作曲実践のできなかった夜の次の日の朝と作曲実践を行った次の日の朝を比較してみると、精神が満たされている感覚は随分と異なる。そうしたことからも、自分にとって作曲実践は、一日を締めくくる上でなくてはならないものになった。

今は学術研究の仕事量の都合上、日中に作曲実践をする余裕はない。今の私が作曲をしようとするときには、どうしてもある程度のまとまった時間が必要になる。

もちろん、日中の学術研究の合間にも、作曲理論の学習を進めることはある。これは非常に良い気分転換になっている。

科学や哲学の探究と並行して、時に作曲理論の学習を挟んでいくことは、探究のリズムに変動性を加えることになる。そうした変動性のおかげで、一日を通して絶えず何かしらの探究活動に従事することが可能になっている。 今日はこれから、本日中に提出予定の、来年の六月にロンドンで行われる国際学習科学学会で発表する論文の最終原稿作成に取り掛かる。現在の研究アドバイザーを務めてくださっているミヒャエル・ツショル教授は、単に口頭での助言のみならず、実際に手を動かして共に研究論文を執筆してくださる。

詳細についてはまだ不明だが、今回の学会に提出する論文は、学会終了後に、他の研究者の論文と合わせて一冊の専門書になる可能性がある。ツショル教授と今執筆している論文が無事に査読審査に通り、それが専門書の中に掲載されることになれば非常に有り難い。

今から六年ほど前に米国の大学院に留学していた時に、自分の論文が一冊の専門書の中に掲載される幸運を得たが、それからは何も査読論文を執筆していないので、今回仮に査読審査を通過すれば、それは六年振りの出来事になる。

今から六年前に執筆した当時の論文は、人間発達や学習に関するものではなく、日米の経営比較にインテグラル理論を活用したものであり、もはやその論文を自分のCVに記載することはない。

一方、今回の論文が仮に査読審査に通り、書籍の中に掲載されることになれば、ぜひともCVの中に明記しておきたいと思う。予定としては、第一著者が私であり、第二著者がツショル教授、第三著者が昨年のアドバイザーであるサスキア・クネン教授だ。 今日これから取り掛かるのは、昨日の夕方にツショル教授からいただいたフィードバックを元に、再度論文を修正することだ。朝一番でこれに取り掛かり、九時過ぎを目処にツショル教授に最終稿を送りたい。

その後、ツショル教授の最終レビューを済ませ、何もなければ、夕方に論文を学会のウェブサイトから提出する。まだ随分と先のことだが、来年六月のロンドンでの学会が待ち遠しい。

それは学会への参加に対しての気持ちであるのと同様に、その時の自分が今とはまたどのように異なっているのかに対する気持ちでもある。2017/11/17(金)06:24

No.439: The “No-Free-Lunch” Theorem Since music composition is a domain specific skill, the “no-free-lunch” theorem would be applicable.

The theorem posits that there are no universal learning algorithms; learning algorithms should be tuned to a specific domain.

The more I engage in music composition, the more I grasp the truth of the theorem. 15:29, Wednesday, 11/29/2017

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