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1793. ロエル・ボスカー教授からの一対一の指導


夕食を食べながら、そういえばまだ昨日のクラスについて何も書き留めていなかったことに気づいた。昨日は、「応用研究手法」のコースの初回のクラスがあった。

このコースの履修の前に、担当教授から連絡が入り、スケジュールの変更があった。その連絡の際に、受講者は私を含めて二人であることがわかっていた。

もう一人の受講者はオランダ人の女性である。昨日の昼食後、自宅を出発し、指定された場所に向かった。

このコースを担当してくださるのは、ロエル・ボスカー教授であり、彼は教育科学における定量研究で著名な人物である。とりわけ、教育プログラムや教育的介入手法の評価に関して多くの功績を残しており、この分野の研究に30年以上も従事している。

ボスカー教授に指定された場所の名前を確認してみると、彼のオフィスであることがわかった。どうやら受講者が二人しかいないため、どこかの教室で講義を行うのではなく、オフィスで講義を行った方が望ましいと判断されたのだろう。

待ち合わせ時間よりも早くオフィスに到着すると、ボスカー教授の秘書と出会い、教授は数分したら戻ってくるとのことであった。教授のオフィスの隣にある秘書室でしばらく待っていると、ボスカー教授が戻ってきた様子であり、彼のオフィスに向かった。

半開きになったドアをノックして中に入ると、ボスカー教授が笑顔で私を出迎えてくれた。簡単に挨拶を交わした後、ボスカー教授から思わぬことを聞かされた。 ボスカー教授:「実は、もう一人受講者がいたのだが、彼女はこのコースがオランダ語で行われるものだと勘違いしていたようであり、履修を取りやめることにしたそうだ。なので、ヨウヘイと私の一対一でこのコースを行うことになったよ(笑)」 :「そうですか、それは有り難い。一対一で学びを得る機会を得れることができて幸運です」

ボスカー教授:「幸運?一対一は「悪夢」だと述べる受講生もいるけど、そうではないかね?(笑)」 :「悪夢?とんでもない、全く逆に夢のようだと言えますね(笑)実は、今学期に履修しているシステマティックレビューのコースも受講者が私だけなんです。今学期は運がいいですね」 偶然にも、もう一つのコースと合わせて、こちらのコースも一対一で、経験豊富な教授から指導を受けることになった。一対一で指導を受けることが明らかになり、私は心底喜んだ。

ボスカー教授は笑いながら、教師にとっては一対一で教えることが夢だが、生徒にとってはそれが悪夢になりうると述べていた。私からしてみれば、ボスカー教授から、彼が30年以上にもわたって探究を続けている専門分野についてマンツーマンで指導を受けることは、理想郷の中にいるような気持ちを引き起こした。

クラスを始める前に、まずはお互いに自己紹介を簡単に行った。すると、ボスカー教授はまだ日本を訪れたことがないらしく、なんとKLM航空のマイレージを生涯まだ一度も使ったことがなく、マイレージを貯めたままとのことであり、来年の夏に貯まったマイレージを使って日本に行く予定があるそうだ。

私たちは、そこからしばらく日本についての話をした。日本についての話題が落ち着いたところで、ボスカー教授からこのコースの目的や概要について説明があった。

概要に関する説明が終わると、ボスカー教授は笑顔で一言述べた。 ボスカー教授:「よし、それでは今から今日のクラスを始めよう。ヨウヘイ、こちらに来てくれないか」 ボスカー教授の机の上には、二台のデスクトップがあり、今からこの二台のデスクトップの画面を見ながら講義が行われるのだと知った。ボスカー教授も笑っていたが、このような形で講義を受けたことは今まで一度もない。

二台のデスクトップがあり、机の右側にボスカー教授が座り、その横に私が座る。実際に二人が見るのは、私の目の前に置かれた左側のデスクトップの画面であり、右側のデスクトップの画面には、スライドの続きが見れるようになっている。

つまり、左側にはプレゼンモードの画面が映し出され、アニメーションでスライドが進むようになっており、右側のデスクトップの画面にはPPTスライドの原型が表示されている。私は家庭教師についたことは一度もないのだが、これは家庭教師さながらの風景だった。

そこからは、ボスカー教授が一枚一枚のスライドを懇切丁寧に解説してくださり、絶えず対話をしながら教育科学に関する応用研究手法に関する理論を学ぶことができた。一対一でのクラスの都合上、通常の二時間ではなく、休憩を挟まずに一時間半にわたって指導を受けた。

一時間半の指導は密度が濃く、あっという間に時間が過ぎていった。その他のコースではありえないことだが、一対一のコースであるため、クラスの日程は毎回のクラスの終了後、お互いの都合の良い日時をその都度決めていくことになった。

来週のクラスに向けた課題を受け取り、初回のクラスを終えた。ボスカー教授との初回のクラスから多くのことを学び、それらについては折を見て書き留めておきたいと思う。

今学期、履修している二つのコースがどれも一対一(もう一つのコースは受講生が私のみ、教授が二名であるから、一対二)であることは、幸運だとしか言いようがない。

ボスカー教授のオフィスを後にし、自宅に戻る私の足取りはとても軽やかであった。2017/11/16(木)19:58

No.438: Bodily Understanding of Abstract Concepts and Theories It is futile to learn theories and skills without embodiment.

Learning not only skills but also theories requires physical and conceptual embodiment.

An exemplar notion for the former embodiment would be “learning by doing.” On the other hand, the latter embodiment may be easily misunderstood.

It means not only cognitive understanding but also somatic understanding.

In other words, it is our bodily understanding of abstract concepts or theories.

Our abstract understanding situates in our body. I have to keep it in mind when I learn music composition. 15:06, Wednesday, 11/29/2017

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