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1780. ミヒャエル・ツショル教授の指導より


午後三時を迎えた時、フローニンゲンの空は秋の深さを物語っていた。天上から地上に降り注ぐ太陽の光も弱く、秋の深さを実感する。

三時を少し過ぎた後に、今年の研究に関するグループミーティングに参加するために自宅を出発した。このグループミーティングは、論文アドバイザーのミヒャエル・ツショル教授の指導のもとに行われる。

偶然にも、友人のハーメンもツショル教授から指導を受けることになり、このミーティングは顔を知った三人で行われることになった。今から隔週で数ヶ月間ほど、ツショル教授の指導のもと、この三人でグループミーティングを行い、各自の研究を進めていくことになる。

ミーティングの場所は、ツショル教授のオフィスではなく、学内のカフェで行うことになった。学内にはいくつかカフェがあるが、私が最も落ち着けるカフェがミーティングの場所になっており、ミーティングの参加の前から不思議な高揚感があった。

待ち合わせ場所に到着すると、すでにハーメンが席を確保していた。ハーメンの話によると、午後一番にクラスがあり、そのクラスの後にこのミーティングがあるとのことだった。

ハーメンと私は、今学期に履修しているコースについてしばらく話をしていた。すると数分後に、ツショル教授がカフェに到着した。

このミーティングがどのような形で進められていくのかについては、事前に一切の情報がなかったため、具体的に何をどのように行っていくのかが曖昧な印象を持っていた。ミーティングが始まってみると、そうした心配はすぐに杞憂に終わった。

最初にツショル教授から、数ヶ月間にわたるこのミーティングの趣旨とスケジュール、そして各回のミーティングで何を話し合い、そのための事前準備について詳細に説明をしてくれた。基本的には、ハーメンと私の研究をステップバイステップで進めていくためのミーティングであり、そのプロセスに従っていけば、研究論文を書き上げることができる形になっている。

このミーティングに関する概要を聞いた後、今日は一つエクササイズを兼ねて、私が数日前にツショル教授にレビューを依頼した論文について、三人でディスカッションすることになった。この論文は非常に短いものであり、来年の六月にロンドンで行われる学会用に執筆したものだ。

このディスカッションの意図は、要するに、私の論文を題材にし、科学論文の執筆に関する注意点やポイントについて、もう一度基本に立ち返ることにあった。このディスカッションは、本当に実り多いものであり、私自身がもう一度、科学論文執筆の基礎を確認し、いかに自分の論文の中に曖昧な点が多く含まれているかに気づくに至った。

二人からのコメントとフィードバックは、私自身の認識の枠組みの盲点を十分に明らかにすることに関して非常に有益であった。ツショル教授も述べていたが、経験豊富な研究者であっても、誰しも必ず認識の枠組みの盲点があり、それを絶えず検証しながら論文を執筆していくのだと教えられた。

こうしたことは頭の中ではすでにわかっていたと思っていたが、やはりそれすらも思い込みに過ぎず、実際に論文を執筆し、それに対して経験豊富な研究者から助言をもらうと、随分と基礎的な事柄を自分は見落としていたことに気づくものである。 過去数年間においていくつも論文を執筆する過程の中で、科学論文執筆能力が年々向上しているのを実感していたが、やはりまだまだ未熟な点があると認めざるをえない。

今後数ヶ月間にわたるミーティングを通じて、そうした未熟な点をできるだけ多く洗い出し、科学論文の執筆に関する技能をさらに向上させていきたいと思う。次回のミーティングもまた非常に楽しみである。2017/11/13(月)19:35 No.425: The Fryderyk Chopin Museum in Warsaw I cannot repress my desire to visit the Fryderyk Chopin Museum in Warsaw.

The museum is not so far from Groningen. I will visit it next April, bringing “Chopin’s Letters (1931).”

It suddenly started to rain. Intermittent rain in Groningen looks and sounds like one of Chopin’s piano works.

I will definitely visit the museum to encounter Chopin and his works in a more profound dimension. 13:41, Sunday, 11/26/2017

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