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1763. 流れ行く雲の味わい


昨夜から今朝にかけて精神にまとわりついていたものがすっと消えていった。一日が静かに過ぎ去っていくのと同じような形で過ぎ去っていった、あの破壊的な衝動は一体何だったのだろうか。

夕方、食卓の窓から見える通りを一台のバスが過ぎ去っていった。それを見て、昨夜から今朝にかけて自分の内側にまとわりついていた破壊衝動について考えていた。

こうした衝動は、おそらく生物としての人間が太古から持ち合わせているような情動だと思った。古の感情を取り戻すかのように、昨夜から今朝にかけてはそうした太古の情動の中に私はいた。

しかし、決してそれと向き合っていたわけではなく、自分の理性の半分がそちらに飲まれているような形であったと言える。

今日も仕事がはかどり、合わせて自分の関心に沿った旺盛な読書をすることができた。さらには、最終試験から解放されたこともあり、作曲に充てることのできる時間が増えたことも充実感をもたらしている大きな要因だろう。

今日の自分の内側の感覚を観察していると、一日のうちに三時間ほど作曲に関することに従事することができればそれだけでもう十分だ、という気持ちになる。それ以上に多くの時間を充てるのは、作曲を本業とする者だけでいいだろう。

現段階では、実際に曲を作る時間は就寝前の一時間だけにし、仮にその他に時間を作ることができたら、残りの時間は作曲理論や音楽理論を学ぶ時間に充てている。今日は午後にそうした学習の時間を設けることができた。

曲を実際に作るという実践と実践を根底から支える理論を学んでいくこと。これら二つはどちらも欠けてはならない。

それら二つが両輪となって初めて、自分が表現したいことを徐々に曲として形にしていくことができる。夕食までの時間、そして夕食後しばらくは、再び作曲理論の学習に時間を充て、その後は来週から始まる新たな学期に履修するコースの課題論文を読もうと思う。

午後の五時半を迎えると辺りはもう真っ暗となった。実は五時前に一度闇に包まれ、随分と日が沈むのが早くなったものだと思っていた。

その時はどうやら、びっしりとした密度を持つ黒い雨雲が空全体を覆い、闇の世界を生み出していたようだった。まさに一縷の隙間もないほどに雨雲が空全体を覆うと、このような闇を生み出せるのだと感銘を受けた。

その後、雨雲の大群がゆっくりと過ぎ去っていき、移動した隙間からライトブルーの夕方の空が顔を覗かせた。 そこから私は再び仕事に取り掛かり、しばらくしてもう一度書斎の窓から見える空を眺めた。すると、そこにはネイビーブルーの空が広がっていた。

私は思わずその光景に息を飲んだ。同時に、生きる喜びの声がどこからか聞こえてきた。

それは自分の内側から発せられた声だった。濃く深い青色の空を、雲がゆったりと移動している。

雲のゆったりとした動きを私はただ呆然と眺めていた。一つの呼吸に味わいがあるのと同様に、ゆっくりと進む雲を無心で目で追う楽しみを最後に味わったのはいつだっただろうか、と考える自分がそこにいた。

透明な海の浅瀬から深い海へと入っていくかのような感覚がそこにあり、いつまでもその雲の動きと暮れ行く空を眺めていたかった。2017/11/10(金)17:48

No.408: Eternity Resides in Our Work All of us die someday.

Yet, at the same time, we never die. Can you grasp this meaning?

It is true that our physical body will decay someday.

However, what we have done as work lasts forever.

Eternity resides in our work. It is the meaning that we never die. 20:33, Thursday, 11/23/2017

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