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1723. 誤った学習方法に無自覚に従事する私たち

November 13, 2017

早朝のフローニンゲンはめっきり寒くなったが、今朝の自分の内側は熱気に満ちている。最終試験が今日に行われるためだろうか、昨夜は少しばかり興奮している自分がいた。

 

肯定的な意味での興奮が今も続いており、それはどこか高揚感にも似ている。オランダの研究大学院における試験は、内容と共に評価が非常に厳しく、好成績を収めることはとても難しいのだが、試験に向かうまでの準備がいかに大変であろうとも、この歳になると試験の持つ独自の意味に気づくものである。

 

いや、試験そのものの持つ意味ではなく、試験に向かう準備を含めて、それらが学習成果にもたらす意義は計り知れない、と述べた方が正確だろう。今回の試験を通じて、準備の過程で様々な試行錯誤を行った。

 

いったい自分はいつから学生を始めたのだろうか。よくよく考えてみると、今から25年前に初めて学生としての社会的側面を自己に持たせることになったのだと思う。

 

そこから今に至るまで、様々な学校で多様な学習項目を学んできたが、つくづく、いかに学習項目を学ぶかという方法論については一切教育を受けていなかったように思う。

 

多くの場合、教育というものが、コンテンツの提供に留まっており、コンテンツをどのように学んでいくか、つまり、いかに学びを深めていくかという方法論を教えることが決定的に欠けているように思うのだ。

 

「学習理論と教授法」のコースで取り上げられていた論文にも記載があったが、私たちのほとんどは間違った学習方法に従事している。より事態が深刻なのは、間違った学習方法を正しい学習方法だと思い込みながらそれに従事し続けているということである。

 

ここ数日の日記にも書き留めていたように、例えば、受動的にテキストを黙読で繰り返し読むことは、そうした間違った学習方法の一つだろう。私もこれまでの人生を通じて、知らず知らず、そうした誤った学習方法に長らく従事していたことを最近になってようやく気づく。

 

これまで行っていた学習は一体何だったのかと反省させられるぐらいに、これまでの学習方法は効果の薄いものであったことを思い知らされる。今私が行っているのは、まさにこれまでの学習方法を根本から見直すことであり、それはある意味、アンラーニングという言葉を当てることができるだろう。

 

これまで何十年も続けていた受動的な学習方法から能動的なものに切り替えていくことは、すぐにできることではない。その習慣が悪しきものであっても、良きものであっても、ひとたび習慣になったものを変えるのは、生半可なことではない。

 

また、私たちは本質的に怠惰であるため、受動的な学習を無意識的に行ってしまいがちである。しかし、私たちの脳は、そうした学習では活性化されることはなく、学習内容が真に我が物になることはない。

 

正しい学習方法とは、少なくとも脳が活性化されるもののことを指す。能動的に学習項目と向き合うことが、その第一の条件となるだろう。

 

今日の学習においても、テキストの黙読ではなく、音読を行い、しかもそれを単なる音読ではなく、自分の言葉での言い換えが適宜挿入された自己説明的音読を行っていく。さらには、学習項目の中で、自分の実務や研究に直結する重要なものに関しては、自らの言葉でテキストの内容を文章にしていくことが重要になる。

 

昨日から再び始めた実践だが、単にワードなどに文章としてまとめるのではなく、ネットワーク的に知識項目を関連付けていく工夫が大切になると感じている。マインドマップというのは古典的な手法だが、それを用いながら、テキストそのものをネットワーク的に配置し直し、ネットワークの各ノード(結節点)には、自分の言葉で要約されたセンテンスが要素として盛り込まれるような学習方法を採用する。

 

昨夜実験的に、その実践を行い、就寝前にそのネットワークを再想起したところ、要素そのものに対する記憶のみならず、要素間の関係性、そしてネットワークの構成と全体の意味が非常に鮮明に思い出すことができた。

 

やはり、脳の特性に関する理解を深め、その特性に合致した学習方法を採用していくことが非常に大切になることを改めて思い知らされる。脳を活性化させながら学びを深めていくことは、受動的な詰め込み学習のような苦行とは一線を画すものであり、学ぶことに伴う本質的な喜びと充実感をもたらすのみならず、それが成果として結実していくことを実感することになるだろう。

 

学習によって、自分の脳が喜ぶ姿を見ていると、それは自分の精神と魂の喜びにもつながっているようだ。2017/11/1(水)07:32
 

No.368: Music Scores and Melodic Lines
As I read insightful books and articles everyday, I will open pages of some music scores of master pieces everyday. 

 

Of course, I will do it as mindfully as possible, but I will sometimes just see some scores without thinking anything. 

 

Sophisticated music scores will cultivate my sense of music.

As I mentioned in the early morning, I will closely pay attention to melodic structures when I compose music tonight. 

 

Without too manyskip wise motions, I will formulate a melodic line with stepwise motions. 

 

My attention will be paid to melodic lines for a while. 19:45, Friday, 11/10/2017

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