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1604. 書考・考書の関係


昨日は、早朝に日記を書き留めて以降、特に文章を書き残すことはなかった。早朝の段階で必要なものを一旦外に形として表現し終えたかのようだった。

実際のところは、夜にまた文章として書き留めておく必要のある事柄が内側に湧き上がっていたが、その時はあえてそれを書き残すことをしなかった。内側の現象が文章の形として外に出て行く時には、強制的な運動などいらない。

必要なのは自発的な運動だけである。夜の段階では、内側の現象が自発的な運動を開始することはなかったため、それを形にすることをしなかった。

昨夜は随分と奇妙な思念と向き合っていたが、そこでのやり取りはどこかで書き留めておくことになるかもしれない。夜に日本語で日記を書き留めなかった分、その代わりとして、英文日記を就寝前に少しばかり書き留めていた。

日本語だけではもはや表現し切れないものが自分の中で育ち始め、それを表現するためには英語が必要だった。日本語だけでは表現し切れないものというのはまさに、欧米での六年間の生活を通じて培ってきた自身の経験に他ならない。

それらの経験を英語の思考空間の中で醸成してきたがゆえに、英文執筆を媒介させて、さらにそれを深めていこうとする運動が起こるのはとても自然なことだろう。どちらの日記も共に、明確な主題など設定しないままに文章を書き始める。

書く中で主題が立ち現れ、それが落ち着くべきところに落ち着いていくのである。一般的には、主題を設定し、構成を練ってから文章を書くことが推奨されているが、私が日記にもたせている役割は、そのような手順を踏むと台無しになってしまう。

考えてから文章を書き始めるのではないのだ。書きながら考え、考えながら書くということが大切である。

考えることの伴奏に書くことがあり、書くことの伴奏に考えることがあるのだ。書くことなしには考えられず、考えることなしには書くことなどできない。

書くということを最初の出発点にし、書きながら考え、絶え間ない思考が絶え間ない文章を生み出していく。そういうことが自分の中で起こっている。

欧米での六年目の生活において、気づけば読むこと以上に書くことが多くなった。これは読みたいものが少なくなったからでは決してない。

むしろ逆に、読みたい論文や専門書は増える一方だ。事実、書斎の机の上、ソファの上、本棚の中には、読むことへ自分を強く誘う文献が溢れている。

それでも読むこと以上に書くことへ向かう何かが、今の自分の中にはある。今はそうした衝動に純粋に従い、書くことに焦点を当てる時期なのだろう。

書いても書いても書き足りないのは、自分の内側で絶えず形を待つものが生成しているからだろう。それが自発的な思考運動を促し、その運動を開始させ、運動そのものを必然的な場所に運んでいくためには書くことが必要となる。

そのようなプロセスの中に今の自分は組み込まれているために、絶えず文章を書いているのだろう。そして、これは今だけに限らず、今後一生続くものである気がしているのだ。

ようやく私は、自分の中に眠っていた、絶え間ない創造を可能とさせる源泉の存在に気づき始めた。だから今日も文章を書き、明日も文章を書くのだろう。2017/9/30(土)07:14

No.249: Systems Thinking and Problem Solving Bridging systems science and educational science is one of my academic passions.

I have recently endeavored to construe social issues from systems science perspectives.

Although some systems scientists and practitioners tend to reduce any social issues to systems, systems thinking and their approaches are quite powerful to tackle social issues.

However, we must not forget that every social issue is a part of a whole system. Like human development, any social issues are nested within a complex hierarchy.

If we solve an issue of a part of the whole system, it does not always positively affect the entire system.

Many people get heated about solving issues, but we should remember that solving an issue may sometimes have a negative impact of the whole system.

Problem solving is highly complex practice, and it should not be done recklessly. 11:20, Sunday, 10/1/2017

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