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1574. 内にある国民性の解体


今朝は五時に起床し、五時半から今日の仕事を開始した。昨日は普段よりも多い睡眠時間を取っていたが、今日は適度な睡眠時間を取るに留まった。

この二日間の一日の終わりの時点における身体状態に着目してみると、取るべき睡眠時間の差が如実になる。一昨日の夜は、自分の内側でそれ以上の探究活動を拒むものがありながらも、そこからさらに探究を進め、身体全体が重くなっているのを感じていた。

特にそれを直截的に感じていたのは脳においてである。一方、昨夜はそのような重さを脳に感じることはなく、一日を通じて適切な量と質の活動に従事していたのだとわかる。

ここでも改めて、最適な量と質の活動に従事することの重要性に気づく。自分の仕事の時間的射程を考えた場合、日々の活動を詰め込む形で推し進めていくのは得策ではない。

とにかく継続性に重点を置き、自分の内側に余白を作りながら日々の活動に従事していくことが大事になるだろう。今日から週末を迎えるが、土日における仕事の進め方は特に意識していこうと思う。

今日は午前中に、「評価研究の理論と手法」のコースで取り上げられている“Experimental and Quasi-Experimental Designs for Generalized Causal Inference (2002)”の第六章と第八章を読む。

とりわけ第六章は時系列データの取り扱いに関するものであるから、これまで行ってきたダイナミックシステムアプローチや非線形ダイナミクスの研究手法と関連付けて読み進めることができるだろう。二つの章を読み終えることができれば、このコースで取り扱われる課題文献の再読が全て終わる。

コース開始後、二週間が経とうしているこの時期に再読が終わるというのは良い学習ペースだと思う。実際には、最初の二週で取り上げられた箇所については三回目の読みを行っているため、探究の進め方としては申し分ないだろう。

最初から細部を押さえていくような読み方ではなく、何度も上塗りをしながら理解を深めていく読みを今後も心がけていく。フローニンゲン大学での二年目の生活が始まってから変化があったのは、やはり自分の内側に余白をいかに作るかに関してだ。

学習や発達において、余白をいかに自己の内側に設けていくかが鍵を握ることは、以前にも何度か言及している。余白の中に深まりが流入してくる確かな感覚を得て以降、その重要性が一層強く自覚される。

これまでの自分の探究活動は一体何であったのかを省みなければならないほどに強い自覚である。欧米での生活が六年目を迎えて初めて気付いたが、どうもこの問題には日本の文化的特質と強く関係しているように思える。

自分を含め、日本人はどうも余白を作ることが苦手なのかもしれない。裏返せば、詰め込み過ぎ、働き過ぎな形で日々を過ごすことが得意なのだ。

自分自身を鑑みてみると、やはり前者は苦手であり、後者は得意だ。自分の精神と身体の深くに根付いたこの国民性を一度解体しなければならない。

さもなければ、自分の中で何かが深まっていくことなど実現されようがなく、何かを深める試みに一生涯従事することなどできないだろう。そのようなことを思う。2017/9/23(土)06:03

No.220: 48th Annual Meeting of the Jean Piaget Society I submitted a proposal to make a paper presentation in the 48th annual meeting of the Jean Piaget Society.

The main topic in this conference is the“dynamics of development: Process, (Inter-) action, and complexity,” which perfectly matches my scientific interest.

This is my first time to participate in this conference, but I already know some of the key professors to hold symposia.

Since I am following the historical lineage of Jean Piaget, I would feel honored if I made a presentation in the conference. 16:12, Saturday, 9/23/2017

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