昨日、シンガポール国立大学が提供するオンライン作曲講座の二回目の視聴を終了した。文章を書くのと同じぐらいの自然さで、実際に曲を書くことからは程遠いところにいるが、一回目の受講の時と比べて、作曲に関する技能が格段に向上したように思う。
これは書物との向き合い方でも同じだが、何らかのテーマの講座についても、自らの手を動かしながら繰り返し講座を聞くことは、当該領域の知識と技術を深めることにつながる。今日は夕食後の休憩として、MIDIキーボードで音を出しながら、音楽理論のテキストを読み返していく。
昨夜も少しばかりこのテキストを読み返していたが、その時に、音楽理論が新たな言語体系として自分の内側に徐々に構築されている姿を見ることができて、確かな進歩を実感した。 音楽理論を学習する前の段階において、その全貌がよく見えず、作曲するに際してどれほど音楽理論を学ぶ必要があるのかがわからなかった。しかし、音楽理論を徐々に学び、それに並行して作曲実践を積み重ねていくことによって、作曲に必要な音楽理論の全体観を掴みつつあることは喜ばしい。
音楽理論もその他のいかなる学術理論と同じように、その世界は極めて深い。事実、音楽理論だけを取り扱った修士課程や博士課程も存在しているほどであるから、その探究には終わりはないのだろう。
しかし、私は決して、音楽理論の専門家になろうとしているわけではないのだ。音楽理論を活用しながら曲を生み出すことが何にもまして重要なのだ。
作曲実践をしていて頻繁に思うのは、それこそ英文執筆との類似性である。それが論文にせよ、日記にせよ、英語で文章を書くときには、英語の文法を知っている必要がある。
しかし、英文を書くということが主目的である場合、いくら文法だけを学んでいても全く意味がないことは指摘するまでもないと思う。だが、この点に注意をしておかなければ、いつまで経っても実践を行うことをせず、理論だけを学び続けることになってしまう危険性がある。
作曲実践に関して、とりわけ注意をしているのはまさにこの点だ。昨日に二回目の視聴を終えた作曲講座の内容をもとに、改めて過去の偉大な音楽家の楽譜を眺めてみると、もちろん高度な建築性を要している曲は多数あるが、実はその建築性は音楽理論的な建築性というよりも、その作曲家の思想的な深みに由来していることが多いように思えてくる。
仮に音楽理論的に精密な建築性を有していたとしても、それは単一の難解な文法構造を用いて生み出されたものではなく、意外と単純な文法構造の組み合わせから生み出されていることが多いように思えてくる。
上記の作曲講座の中で、私が度々感嘆の声を挙げたのは、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトらが、極めてシンプルな音楽文法を活用して、最上級の美を曲として表現している姿を目撃したからである。
英文を執筆しながらよく思うのは、確かに、文章の建築性をより高めるために、装飾的な表現技法があるのは確かである——例えば、ハイフンやセミコロンなど。
しかし、こうした装飾表現には数に限りがあり、要はその使い所と使い方を具体的な文章例——論文や書籍——から掴み、それらを自分の文章の中で活用するという実践を積むのが重要に思える。少なくとも私は、文法書からそのような装飾表現を学んだことはほとんど無い。
作曲実践においても、装飾表現を具体的な作品という文脈の中で学び、それを自分の作品に活用していくという実践を行うのが賢明だろう。明日からは上記の作曲講座の三回目の視聴を始めるが、今回は前回以上に、自らの曲を作る過程で作曲技術を高めていこうと思う。
その際に、現在履修中の学習理論を活用していくことも忘れずに行う。2017/9/18(月)19:39
No.206: Non-APA and APA Style Writings The assignment in the course of “Evidence-Based Education” is creating a school improvement plan that aims to ameliorate school issues.
The assignment has two parts; (1) a report for relevant stakeholders such as school boards, school leaders, and teachers and (2) an appendix to support the selected evidence-based school improvement interventions, which is written for educational researchers.
I suddenly realized the importance of the two different styles of writings. The former is basically for educational practitioners, whereas the latter is mainly for educational scientists.
Therefore, the former should be written plainly in non-APA style, while the latter should be written in APA style.
Personally, utilizing both styles is significant for my professional work because I not only conduct scientific research but also collaborate with practitioners.
I need to elaborate my writing skills for the two styles in order to communicate with both scientists and practitioners through writings. Sophisticated and accessible writings would be a key. 15:57, Wednesday, 9/20/2017