——我らの行為は、我らを追う——ポール・ブルジェ 日曜日も終わりに差し掛かり、明日からまた新たな週が始まる。先ほど夕食を摂りながら、改めて自分の日々の取り組みが一体何であるかを明確なものにしようとしていた。
やはり、私の日々の取り組みは、人間発達に関する科学的・哲学的・音楽的な探究を行い、探究の成果を現代社会との接点の中で形として表現していくことなのだ。そこから一瞬も離れることはできないし、離れたくはないという強い思いがある。
私は長らく、そうした探究に従事するための環境から蚊帳の外に置かれていた。今、欧米での生活の六年目を迎えるにあたって、ようやくそうした環境の中に自己を置くことができるようになった。
それは実際にこの世界にある物理的な環境であり、同時に心理的な環境でもある。この六年間、いや、これまでの人生全ては、そうした環境に自分の身を置くために必要な時間だったのだと思う。
感傷的にではなく、冷静にこれまでの自分の歩みを振り返ってみた時、その歩みが一見すると無駄なように思えても、それらは一つとして無駄なものはなかったのだ。
今から七年前、まだ私が企業に勤めていた時、私には、人間発達に関する科学的・哲学的・音楽的な探究を行い、探究の成果を現代社会との接点の中で形として表現していくことの基盤などなかった。それでも、それまでの人生の一歩一歩の歩みが私にとっては必要だった。
そこから現在にかけて、満足のいく探究すら許させれない環境に置かれた時期を過ごすこともあり、そうした最中にあっても、ごく僅かでも基盤を構築していくための小さな一歩を毎日前に進めていた。七年前の決断の日から今日にかけて、いろいろなことがあった。
しかし、それらは今の自分を形作るために不可欠のものだった。七年前の自分もその時の今の自分であり、今日の自分も今の自分だ。
現在取り組んでいる事柄は、最後の日の最後の瞬間まで自分が呼吸を続けるのと同じように、人生の最後を迎えるその瞬間まで継続したいと切に願う。自己の本源に立ち還り、自己の本源から生きる道をようやく見つけたのだ。
私には名前があるが、私という自己の本質には名前がない。自己の本源から生きるその道は、私の本質と同様に名前がない。
私という一人の人間が通ったということだけがその道に刻まれる道であり、私がこの世界でなす行為を追う道だと言える。私たちの行為が私たちを追うというのは、一つにはそのような意味があるように思える。
私たちが自己の本源に立ち還り、自己の本源から真に毎日を生きる行為が、一つの大きな道となり、それが私たちを足元から支えるのである。道は追いかけるものではなく、私たちの足元に常にあるものなのではないだろうか。
道に入ることも、道を追い求めることもできない。私たちは一度たりとも自分の道から離れたことなどなかったのだ。
自己は即、道であり、道は即、自己なのだ。2017/9/17
No.202: Music Theory and Ear Training I finished reading “Alfred’s essentials of music theory.” This textbook covers essential topics of music theory.
By virtue of this book, I could solidify the fundamental knowledge of music theory. Building rudimentary knowledge is key for knowledge acquisition.
This cardinal principle is true to learning music theory. As I have gradually constructed my knowledge, I have slowly been able to apply it to music composition.
Our learning process is inherently slow, and it should be slow-going.
This book includes two CDs for ear training that is beneficial not only to deepen my understandings of music theory but also to compose music.
When I start to read it again before long, I will make full use of the CDs to enhance my listening skills for music composition. 19:53, Tuesday, 9/19/2017