天気がぐずつく午前中に自宅を出発し、二年目の実証的教育学のプログラムで要求されている、研究インターンシップに関するミーティングに参加した。
インターンのコーディネーター二人と私の三人で、今回のプログラムの後半で要となる、研究インターンシップに関してあれこれと打ち合わせを行った。以前に書き留めていたように、私は今回の機会を利用して、フローニンゲン大学が提供するMOOCに関して研究インターンシップを行おうと思っている。
ちょうど今から半年前に、フローニンゲン大学のMOOCを統括しているジャン・フォルカート・ディエナム教授と二回ほどミーティングを行い、その時にインターンシップの許可を得ることができた。来年の二月からのセメスターにおいて、本格的にMOOCに関する研究論文を執筆することになるが、それに合わせて今回の研究インターンシップを行いたいと思っていた。
今回のインターンシップを行う過程の中で、自分の研究に活用できるデータを集積することによって、研究をよりスムーズに進めて行こうという算段があった。確かに私の関心は、MOOCのコンテンツ分析にあるが、それだけを行ってインターンシップの期間を過ごすのは勿体ない。
インターン・コーディネーターからも助言があったように、一人で行う分析作業だけに従事するのではなく、そのチームや組織に多角的に深く関わるようにしたいと思う。MOOCの講座を一つ世界に提供する際には、そこに関与する関係者は様々である。
そうした様々な関係者がどのように協働作業を進め、一つの講座を作り上げていくのかというところにまで踏み込んで理解をしていきたいと思う。そのため、次回ディエナム教授とミーティングをする際には、MOOCの企画からコンテンツ作り、そして最終的なプログラム評価という一連の流れに関わらせてもらえるようにお願いしたい。
ただし、インターンの期間はとても限られたものであるため、プロセスの全てを見ることはできないかもしれない。インターンの公式な開始時期は次のセメスターからであるが、開始の時期は受け入れ先の組織と自分の都合によって変えることができるそうだ。
例えば、次の学期から週に一日ほどMOOCチームのオフィスでインターンすることによって、早めにデータを集めたり、関係者とのネットワークを徐々に作ろうと思った。しかし、今学期と来学期で構成される最初のセメスターは、履修しているコースの数と質においてかなり負担が大きいため、やはり公式な開始時期にインターンを始めることが良さそうだと判断した。
その場合は、週に二日ほどオフィスに通うことになる。組織の中で働くことは久しぶりであるため、それは密かな楽しみである。
この研究インターンシップを通じて、MOOCの現場を理解した上で、実証的な研究を行っていく。その経験が、来年の米国での客員研究員としての道を開くだろう。2017/9/6(水)
No.162: A Necessary Distance from My Work It seems that today is Sunday. I have recently forgotten what day it is today.
My sense of time has often collapsed. My daily life meticulously and systematically proceeds everyday. Yet, that is not mechanistic but organic.
My daily life is imbued with academic work and music composition; both are indispensable to my life. However, I thought it would be better for me to take a distance from academic work just today.
I imagined that the distance could create ample space so that I can explore my subjects more deeply after I come back to my work.
I will experiment it so as to cultivate my academic work, although being away from academic work for just one day tortures me very much. Sunday, 9/10/2017