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1489. 無限と永遠の表現へ向けて


昨日までの晴天から打って変わり、今日は早朝から雨が降り注いでいる。辺りはうっすらとした暗さを持っており、今日は一日中書斎で仕事に打ち込むことを静かに指示しているかのようだ。

今日は一日中雨のようだが、明日から数日間天気が崩れるようなので、昼食前に四日分の食料を買いに近くのスーパーに行きたいと思う。

昨夜は音楽理論の学習に多くの時間を充て、作曲実践についても少々時間を割いていた。その中で一つ気付いたことがあった。どうも現在行っているように、MuseScoreの譜面に一つ一つ音符を手動で入力していくことは、作曲効率の観点からあまり望ましくないのではないかと思った。

この作曲ソフトにおいても、仮想ピアノキーボードを画面上で活用することができるのだが、それも正直なところ使いにくいという印象を持っている。何か他にいい方法はないかと探していると、「MIDIキーボード」と呼ばれるものを見つけた。

これは作曲ソフトに情報を入力するための専用の機材であり、単独では楽器として使用できないが、作曲ソフトを活用する際の作業効率を格段に高めてくれるものである。この機材が存在することは以前に情報としては知っていたのだが、その存在をこれまですっかり忘れており、昨日は自分の抱える課題のおかげか、偶然ながらこの機材の存在を再度思い出すことができた。

MIDIキーボードと言っても、メーカーも商品も様々であり、いろいろ悩んだ挙句、鍵盤数が最も少なく、持ち運びに便利であり、書斎の机の上でも場所をとらないMIDIキーボードを購入することにした。作曲ソフト上の仮想ピアノキーボードでは、PCの文字盤を使うことになるため、それよりも実際の鍵盤を見ながら、習得した音楽理論の知識をもとに作曲を行いたいという思いが強くなった。

今回購入したワイヤレスのMIDIキーボードは、鍵盤数は25個と少ないが、見た目がピアノの鍵盤であり、実際にピアノに触れているような感覚でピアノ曲を作ることができるのはとても嬉しい。作曲理論を学ぶ際にも、作曲実践を行う際にも、身体感覚を十分に活用したいと思っていたので、購入したMIDIキーボードは随分と自分の作曲体験を変えてくれると思っている。 購入したMIDIキーボードの商品説明をPCの画面を通して眺めていると、白と黒の鍵盤があるピアノという楽器の奥深さをまた知ったような感覚があった。人間と同じように、ピアノの潜在能力は限りないのではないかという思いが湧き上がった。

一つには、ピアノがカバーする音域の広さに改めて感銘を受けた。ピアノは低温で言えばコントラバスをカバーし、高温で言えばピッコロよりも高い音を出せるそうだ。

重厚な音と壮麗な音の双方をピアノという楽器一つで奏でられることは、この楽器が持つ大きな魅力の一つだろう。こうした音域の広さが貢献して、ピアノ曲の多様さと表現の多様さが無限大になっていく。

私はピアニストではないため、ピアノの魅力はこの点だけにあるわけではなく、魅力そのものも無限大なのだと思うが、そのようなことを思った。 偶然ながら、昨日の午前中に科学研究と科学哲学に関する専門書を読んでいる最中に、無限や永遠を音楽として表現したいという思いが湧き上がっていた。ピアノの持つ無限の力を私が深く理解し、それを最大限に引き出すことができれば、無限や永遠をピアノ曲を通して表現することは可能なのではないかという大きな希望に包まれた。

自分が表現したいと思っているものの中で、大きな位置を占めるのはきっとそうしたものなのだ。コペンハーゲンの美術館で購入した “The Secret Code”という書籍の中にあった、ピタゴラスとプラトンの音楽探究についての記述を思い出す。

ピタゴラスが宇宙の調和の探究を進め、「天球の音楽」を打ち立てようとしたこと、ピタゴラスの発想を受け継いで美を体現する音楽について探究を深めたプラトンの姿が思い浮かんだ。コペンハーゲンで購入したあの書籍は、無限や永遠といったものを音楽で表現することが可能であるということを私に伝えるためにあったのだろう。

その励ましを受けて、今日からまた気持ちを新たにして作曲実践に取り組みたいと思う。2017/8/30(水) No.135: Quantification Issue about Music Analysis I already have some knowledge and skill of nonlinear dynamics and dynamic systems approach, but I have to consider how to quantify pieces of music.

Although I can sketch an overview of quantification, I need to cultivate my understandings of music theory because it gives me ample hints to quantify pieces of music.

One simple idea is applying music cords or scale degrees. If I can quantify every note in a measure, that would be ideal.

Yet, even if I cannot quantify that way, the first option sill ensures an acceptable amount of data points to apply nonlinear dynamics and dynamic systems approach.

I will continue to think about this research topic in order to enrich my understandings of piano works through my research. Sunday, 9/3/2017

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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