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1484. 調和をもたらす作曲実践と作曲の方向性


昨日の作曲実践は大変実りあるものであり、随分と多くの気づきを得た。今朝の調子が良かったのは、作曲実践が日々の自分の生活の中にうまく溶け込み始めたからではないかと思った。

つまり、一日の中で学術研究と作曲実践を交互に行っていくと、自分の内面世界に調和がもたらされるようなのだ。学術研究にせよ作曲実践にせよ、どちらも共にある種の快楽を私にもたらすことは間違いないが、以前のように学術研究だけを行っていた時に比べて、内的世界がより調和のとれたものになっているように思える。

とりわけ、一日の全ての時間を研究に充てていた頃は、一日の最後に見えない疲労感に襲われ、そこから回復するのに毎日九時間ほどの睡眠を必要としていた。しかし今朝の起床のように、学術研究の合間合間に作曲に関する学習や実践を挟んでいくと、一日の仕事がとても調和の取れたものとなり、起床時の心身の状態がとても爽やかになるのだ。

古代ギリシャのピタゴラスが音階の中に一つの法則を発見し、音楽の本質に「調和」を見出したように、まさに作曲実践を通じて音楽に触れることは、心身の調和をもたらすことにつながることを強く実感するような体験だった。

理想としては、一日の仕事始めの前に作曲実践を行い、日中のどこかと夜のどこかで作曲実践を行いたい。一日の仕事を一つの音の流れだとすると、作曲実践は休符記号となり、適度な休息をもたらし、仕事のリズムを作り出すだろう。

そうだったのだ。これまでの私の仕事の中には休符記号が一切なく、リズムのない単調なものだったのかもしれない。

書を読み、文章を書き、音楽を作るだけの生活。それら三つが全て自分の仕事に昇華され、それら三つを調和の取れたリズムの中で進めていく生活に早く入りたいと思う。

自宅の書斎の中だけではなく、大学の研究室で仕事をするようになれば、そこでも作曲実践を欠かさずに行いたい。研究室の中で音楽をかけ、音楽を作れるような環境のある大学でなければ所属しない。

学術研究と作曲実践の双方に打ち込めるような大学をこの世界のどこかに見つけたいと思う。 昨日の日記で書き留めたように、自分の曲は日々の何気ない思考や感覚をもとに作られるものであり、根幹部分で全ての人間に共通する主題を取り扱うものにしたい。そして何より、エドヴァルド・グリーグのように、シンプルでありながらも美しく、多くの人に実際に演奏してもらえるような、高度な演奏技術をそれほど要しない曲を作っていきたい。

もちろん、演奏者の存在を一切念頭に入れず、自分の表現したいものを純粋に曲の形にした結果、それが演奏不可能な曲になることも今後発生しうるかもしれない。ただし、原則として、曲は人に演奏されることによって初めて育まれるものであるという考えがあるため、実際に演奏可能な曲を作っていきたいと思う。

音楽に無縁だった私が作曲に向かった意味は、自分の内側にある、自然言語で表現しがたいものを音楽言語で表現することにあるが、それ以上に重要なのは、科学的・哲学的な探究を通じて得られた人間存在に関する知見を音楽の形に変容させ、それを多くの人に共有することにあるのだと思う。

音楽という美的領域の中に、真善美を梱包し直したいのである。この強い思いを感じていると、ふと発達心理学の始祖ジェイムズ・マーク・ボールドウィンやイマニュエル・カントを思い出し、彼らが美の領域を最も重要なものだとみなした理由がわかったような気がした。

真善美の領域はどれもが等しい価値を持っているのだが、そうだとしても、とりわけ美の領域には他の領域をつなぐ何かが横たわっている気がしてならない。倫理的判断の中に美があり、真理の中に美があるのだ。

そのようなことを考えていると、ますます自分のやるべきことが見えてきたような気がする。人間に関する科学的・哲学的な探究の中で得られた気づきや感覚を曲にしていくという試みに、これから激しく打ち込みたいと思う。

早朝のフローニンゲンの空、そして朝日が降り注ぐ外の世界が、この上なく美しく見える。2017/8/29(火)

No.130: Methodical and Systematic Music Composition Music composition has a numerous number of techniques to compose music.

First of all, I have to learn those techniques. My style of music composition should be methodical and systematic. It could sometimes look logical or even scientific.

However, that is what I want because I am inclined to usually rely on my senses.

Since rigorous methodical and systematic music composition always has a space for welcoming my senses and intuitions, I will learn rigorously systematized composition methods and apply them intentionally and purposefully in my music composition. Saturday, 9/2/2017

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