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1482. 作曲実践の再考

September 9, 2017

今日は作曲に関してまた色々な気づきを得られた一日だった。これまで英文論文を執筆する方法や日本語の書き方に関して、自分の文体を築き上げるための手本のようなものを絶えず参照してきた。

 

具体的には、優れた英文論文や和書を手書きで写すということを長らく修練として課してきた。作曲に関してもそれと同じように、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンが残したピアノ曲の楽譜を購入し、それを自分で譜面に再現するということを少しずつ行っていた。

 

しかし、この実践に従事すれば従事するほどに、自分の作曲スタイルを確立することはおろか、これらの偉大な音楽家の仕事に圧倒されてしまい、何か曲を生み出すことに躊躇してしまう自分がいたのである。

 

特に、私が参考にしていたのは彼らのピアノソナタであり、今日遅まきながら気づいたが、ソナタ形式というのは「序奏・提示部・展開部・再現部・結尾部」から成る、最も古典的なピアノ曲の形なのだ。

 

音楽の素養が無い私にとって、偉大な作曲家のソナタ形式の模倣から入るのはあまりにもハードルが高いと改めて思ったのである——ましてや四楽章ほどに至るピアノソナタから入っていくのはさらに難解である。

 

そもそも、私にとっての作曲は、自分が毎日考えていることや感じている素朴なことを音として表現することにある。誰もが人間として生きていく中で経験するであろう事柄を曲にしたいのだ。

 

曲として表現したいものを曲として表現できればそれで十分であり、それ以外に望むことは何もないのだ。そう考えた時に、ソナタ形式の模倣と習得から入るのは賢明ではないのではないかと思われた。

 

曲として表現したいものが自分の内側の世界に一杯となり、どこか窒息しそうなぐらいだ。「フローニンゲンの夏の夕陽」「早朝の小鳥のさえずり」「上昇と下降の道」「過ぎ去りし日々の波」「空の青さの青さ」という観念的・感覚的な主題が音になろうとして、自己の存在の産道から外に出ようとしている。

 

私が唯一望むのは、その手助けだけであり、それ以外には何も望まない。音として外側の世界に出ようとしているものを、あるべき姿で外側に表現していくこと。ただそれだけを行いたい。

そうした動機が最も重要なものであり、それを実現させるための作曲学習と作曲実践を進めていきたい。確かに、日々クラシック音楽を聴く中で、感銘を受ける数々の曲と出会う。

 

比較的現代の作曲家に範を求めるのであれば、やはり先日のノルウェー旅行で出会った、エドヴァルド・グリーグの仕事を参考にしたいと思う。特に、『抒情小曲集』はソナタ形式を採用しているわけではなく、一曲一曲が短いこともあって、非常に探究を進めやすい作品集だと思う。

 

だが、音楽はクラシック音楽だけではない。その国の人々が長大な歴史の中で育んできた民族音楽を筆頭に、アニメ音楽やゲーム音楽にも関心の輪を広げている。

 

今私が学習を進めているテキストには、民族音楽の短めの節が時折掲載されており、その中でも、アフリカの民族音楽やアイルランドの民族音楽が印象に残っている。

 

さらには、私の深層部分に染み込んでいるスタジオジブリの音楽や各種ゲームソフト(「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」「クロノ・トリガー」)の音楽も、自分の内側にあるものを表現する際に非常に参考になると思い、それらの音楽がピアノ曲としてアレンジされた楽譜を購入し、今度日本に一時帰国した際にはオランダに持ち帰りたいと思う。2017/8/28(月)

 

No.128: Continuous but Developmental Process of Question-and-Answer Pattern in Music
One feasible and useful form of music composition would be a question-and-answer pattern. Two measures construct one question, and the following two measures represent the answer. 

 

Applying this pattern, I discovered that I could dialogue with myself through music. I made a hypothetical experiment of how a musical dialogue works. 

 

The experiment gave me a profound insight about the uniqueness of the dialogue. As well as a poem, a piece of music creates a unique space in which a distinctive dialogue occurs. 

 

I am willing to continue to dialogue with myself in the universe of music that I invent. Friday, 9/1/2017 

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