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1463. 効率化される時間と豊かな生命としての時間


とてものどかな時間と空気が流れる一日。今日も天候に恵まれ、優しい風が吹いたり止んだりしている。

午前中、現在共同研究を進めているある組織の方々とオンラインミーティングを行った。その後、昼食を買いに近所のスーパーに出かけた。

自宅を出てすぐの運河で、二人の子供たちが釣りをしている姿を見かけた。釣り竿を垂らし、魚がかかるのを待ちながら、何やら小さな声で会話をしている。

この辺りで一体どのような魚が釣れるのか非常に関心がありながらも、二人に話しかけることをせず、ゆっくりと二人の前を通り過ぎた。今日は外に出かける絶好の日であり、このようにのどかに釣りをするのも悪くない。

時の流れる速度がとても緩やかであり、そうした緩やかな時の流れが私たちに癒しをもたらすかのように思えた。こうした緩やかな時の流れに触れる時、都市部で流れる異常なほどに早い時間の流れに考えを巡らせずにはいられない。

効率性は確保されていながらも、それが過剰であり、機械的な匂いのする時の流れ。それは人工的に脚色された、とても不自然な時の流れのように感じられる。

私たちは本質的に、過剰に効率化された時間の中で生きることはできないのではないかと思う。言い換えると、私たちが日々を充実したものにし、幸福感を感じながら生きることに関して、異常なほどに早い時間の流れはそうした生の実現を妨げてしまうのではないだろうか。

機械的に異常な速度で流れる時間の中で、私たちは充実感や幸福感など感じることはできないのではないか、という強い思いがある。効率性至上主義が生む異常な時の流れは、現代人を間違いなく疲弊させている。そのように思えて仕方ない。

スーパーに向かうまでの道中、今の生活拠点に流れる時間の緩やかさに改めて感謝をした。効率化された人工的な時間の中では涵養できないものがあり、生み出しえないものがある。

生活を効率化すればするほどに失われていく大切なものが増し、それに付随して私たちはどんどん消耗していく。そうした状況を見るにつけ、何のための効率化なのかを疑わざるをえない。

結局、効率化された時間の中では私たちは疲弊する一方であり、人生の質がないがしろにされてしまい、日々の生活の中に充実感や幸福感を見出すことができなくなってしまっているのではないだろうか。

これは現代社会が抱える一つの大きな問題だと思う。スーパーからの帰り道も、相変わらずここに流れる時の緩やかさを強く実感していた。全てが緩やかに、あるべき速度で進行していく。

ここでの時の流れは、効率化によって全てが均質化してしまった時の流れではなく、各々の事物固有の時間が折り重なっている。今私が感じている豊穣な時の感覚質は、おそらく多様な事物に固有の時間が一つの織物として生み出されているからだろう。

それは決して効率化という発想では生み出されない時間感覚である。時間の効率化は、多様な事物に固有の時間を大部分殺す形で一本化させることを見えない前提としている。

一つ一つの事物に生命が宿るのと同様に、それら一つ一つの事物が生み出す固有の時間にも生命が宿るのだ。私たちはいかに生命としての多くの時間を殺しているかということ、そして私たちはいかに単色な世界で生きながら、疲弊の方向に向かっているのかということを考えなければならないのではないか。2017/8/23(水)

No.109: Towards the Actualization of Universal Music Respecting Edvard Grieg’s intention about music composition, I would like to compose not abstruse but universal music for everyone.

My music should depict our day-to-day emotions, feelings, senses, and thoughts. In other words, all of the themes of my music represent what all of us experience in our life.

To actualize my aim, I will compose music based on my daily experience. There is no other way to realize universal music than extracting and crystalizing individual authentic experience. Monday, 8/28/2017

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