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1457. 全集の購入と作曲実践について


今日は一日を通して雨が降ることは一度もなかった。とても穏やかな夏の一日だったと言っていいだろう。

次回日本に一時帰国する際にオランダに持ち帰りたい書籍を昨夜何冊か購入した。寺田寅彦(1878-1935)、永井荷風(1879-1959)、川端康成(1899-1972)、小林秀雄(1902-1983)、吉田秀和(1913-2012)、それぞれの全集の中で関心のある巻だけを厳選し、合計で27冊ほど書籍を購入した。

それらを次回実家で読む日は少し先のことだが、今からとても待ち遠しく思う。寺田氏の全集の中で最も関心のあったのは彼の日記であり、それは永井氏に関して同じである。

小林氏だけは例外的に日記形式の文章が存在しておらず、また川端氏に関して日記形式の巻が存在するのだが、それを入手することはできなかった。ただし、川端氏に関しては海外を訪れた際のエッセーが収められた巻を入手することができた。

音楽評論家の吉田氏に関しても彼の音楽評論を読む必要があると思ったというよりも、彼が世界を音楽旅行した際に欧米文化をどのように捉え、それと音楽をどのように結びつけて考えていたのかに関心を持った。

そのため、吉田氏に関しても欧米訪問時のエッセーが収められた巻を購入することにした。彼らの全集については多くのことを書き留めておきたいのだが、それはそれらを読んでからにしたいと思う。 今日は特に午前中の時間帯が寒く、書斎の窓を開けていられないほどであった。寒ければ何をすればいいのだろうか。

それは至って単純であり、内側の燃焼過程に身を委ね、絶えず読み、絶えず書けばいいのである。実際には、ここのところ読む以上に書くことを大切にしている自分がいる。

書くことに関しては三つの創造物があり、それは論文、日記、音楽だ。学術的な論文や日記を執筆することと作曲をすることの全てを含めて「書く」という行為とみなしたい。

そうした点において、今日は書くことばかりを行っていたように思う。とりわけ残りの夏季休暇を作曲に最低限必要な音楽言語の習得に充てようと思い、今日は二つのオンラインミーティングを除いて、一日中作曲に関する学習と実践を行っている。

やはり二年目のプログラムが九月から開始されると、どうしても平日はなかなか作曲の学習や実践に多くの時間を充てることができないため、この休暇中に音楽言語の基礎を確立しておきたいと思った。残りの休暇は20日間を切ったが、今手元にある書籍を繰り返し読み込んでいけば、音楽言語に関して随分としっかりした基礎が構築されるように思う。

あえて「音楽言語」という表現を使ったが、厳密に言えば、私は自分の手で曲が生み出せればそれでいいので、究極的には作曲に必要な「作曲言語」なるものだけを学んでいけばいい。しかし、音楽に関する基礎知識が一切ないということと今は時間的余裕があるため、音楽理論と楽典を学んでいる。

これらを学ぶことは、曲の理解に対する幅を広げることに有益であり、それが結局作曲にも効果をもたらすと考えている。夏季休暇の残りの時間を用いて、音楽理論と楽典のテキストをとにかく繰り返して読んでいこうと思う。2017/8/21(月) No.103: Embodied Learning If learners cannot connect their previous knowledge and experience with learning materials, they will not be able to learn anything.

To put it another way, learners cannot incorporate any concepts and theories into the deep dimension of their existence unless they link learning materials with the current networks of their knowledge and experience.

In one word, learning must be embodied for each learner. Therefore, teachers should generate a field of learning to facilitate embodied learning.

On the other hand, learners have to always connect their networks of knowledge and experience with learning materials whenever they learn something regardless of whether it is new or not. Sunday, 8/27/2017

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過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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