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1410.【北欧旅行記】二元論的認識世界を変容させて


無事にハンブルグからフレンスブルグ(ドイツ)に向けた列車に乗った。今から二時間ほどでフレンスブルグに到着し、そこで乗り換えをし、フレデリシア(デンマーク)に向かい、そこで最後の乗り換えをしてコペンハーゲンに到着する。

バスの遅延のおかげで、これらの聞きなれない二つの駅に立ち寄ることができる。フレンスブルグでの乗り換え時間は6分、フレデリシアでの乗り換え時間は10分であるから、落ち着いてそれらの駅を見れるわけではない。

ただ、それらの駅で立ち止まることの中に重要な意味がありそうな気がする。ちょうどブレーメンからハンブルグに向かう最中、列車の窓から牧場が見えた。

列車の速度が速いために、牧場を眺める時間は限られていたが、二頭の色違いの馬が見えた。一頭は、美しい茶色の毛並みを持った馬であり、もう一頭は美しい白色の毛並みを持った馬だった。

二頭の馬は親子なのだろうか、異性同士なのだろうか、それとも同性同士だろうか。二頭の馬が顔を寄せ合いじっとしている。

その様子はとても幸せそうだった。流れゆく景色の中で、私はずっと二頭の馬を眺めていた。 景色が流れ、時間が流れる。しかし、あの二頭の馬が感じているであろう幸福感はずっと続くかのように思えた。流れるものと流れないもの。

できることなら、流れるものと流れないものの両方を超越して生きることはできないのだろうか。流れる流れないではなく、消える消えないではなく、それらすらも超えるような超越的概念と感覚を見つけたい。 そのようなことを考えている間にも、時間と空間が動いていく。列車がどんどんとフレンスブルグに近づいていく。

圧倒いう間に一時間が経ち、目的地まではあと一時間ほどだ。ブレーメンに到着する少し前から、線路をじっと眺めていた。

すると、非常に面白いことに気づいた。まずは、線路に敷かれている区切りが、窓から遠いところでは非連続的に見え、窓から近いところは連続的に見えたのだ。

そこで私は実験的に、非連続性と連続性の間にある現象を捉えようとした。しかし、何をどう頑張ってみても、それら二つの概念の間にある現象を発見することができなかった。

やはり空間を認識する際には、非連続性か連続性のどちらかの概念を用いるしかないのかと、少々落胆した。時間に関しても同様だろう。

分単位や秒単位の離散的時間と量子的な時間を超えた連続的な時間のどちらかしかない。もしかすると、これら二つの概念を超越するような概念を見つけようとすること自体が不毛なことであり、これらどちらかの概念で落ち着かなければならないのかもしれない。

だが、どうにも腑に落ちない後味の悪さが内側に残る。時間も空間も、連続的か非連続的かしかないのだろうか。それら二つの概念を俯瞰するような概念があれば、どれだけ自分の気持ちを安らかにするだろうか。

しかし、ブレーメンに向かう列車の車窓から線路を観察していて、一つだけ心を安らげる現象を発見した。それは、高速列車の速度に合わせて視点を動かせば、連続的に見える線路の動きを非連続的なものに変えることができるということだった。

一方で、非連続的に見える線路に対して、視点を高速に動かせば、線路が連続的に見えるかもしれない。私が試したのは前者だけだ。

しかし、この実験のおかげで、随分と心が軽くなった。仮に連続性と非連続性の二元論から概念的に逃れることができなくても、自らの視点移動を通じて、物理的にも精神的にも二元論的世界を変容させることができるとわかったのだ。認識移動は認識世界の変容につながるという確かな実感。

フレンスブルグに近い名の知れぬ町の空は薄い雲に覆われている。自分の認識世界に雲が覆っていたとしても、それを超えられることがわかったことは、とても大きな収穫であった。2017/8/8(火)

No.55: Practice of Trinity The second day after the trip to Northern Europe started. The ambience of the morning in Groningen is embracing me gently, which makes me feel that this city is my hometown.

As I mentioned yesterday, most of the great artists of the past (e.g., Edvard Grieg, Edvard Munch, Bach, Mozart, Beethoven) had at least two expression forms. In general, keeping a diary was an indispensable practice for them to explore their thoughts and feelings and to contemplate their art.

I will definitely continue the practice of trinity including academic writing, keeping a diary, and musical composition. Thursday, 8/17/2017

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