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1363. 逆時系列的な夢の振り返り:存在のデジタル球体


活力がみなぎり、幸福感に包まれた朝だった。早朝に目覚めた瞬間、その場から一日の仕事を全力で始めることができるような気力に満ち溢れていた。

そして、その気力が私に幸福感をもたらした。昨夜見た夢はとても印象的なのだが、記憶が不鮮明になりつつある。

時間の流れとは逆向きに夢の内容を振り返ってみたい。目が醒める直前、私はオランダで新しい居住先を探しているようだった。

一軒ほど家の下見に出かけ、その家にはまだ一人の若いオランダ人女性が住んでおり、家の中は雑然としていた。その女性はとても大柄で、185cmぐらいの身長だった。

オランダではそれほど珍しくはない女性の身長だが、それでも大きいことに変わりはない。親切にも家の中のあちこちを案内してくれたが、お世辞にも綺麗な家だとは言えず、それが私の印象を悪くさせた。

家を出た時には、そこに住むことはないだろうという決心があった。よくよく考えてみると、今の家に全く不満もないことがわかり、むしろとても快適なことを思うと、このまま今の家に住み続けようと思うに至った。

下見先の家から自宅に向かう道中、自分の視点の高度が上がり、街にいる自分の存在を含め、自分の知り合いの存在が全てデジタルデータに変化した。電子化された地図の上に、自分も含めた知り合いの存在が球体のデジタルデータになり、点滅している。

その人が今世界のどこにいるのかが一目瞭然であり、どの通りを歩いているのかも全てわかる。これは知り合いのみならず、自分の場合でもそうであり、確かに今自分がいる場所が地図上に点滅されていることを見て取れた。

街を歩いている自分の方向もわかり、顔の向きまでわかるような仕組みになっていた。球体のデジタルデータの額の部分に小さなオレンジ色の点があり、その点が眼を表しているようだった。

つまり、このオレンジ色の点がその人の視線の方向を表しているということだ。自分を表す球体の動きを観察していると、オランダの街中を随分とキョロキョロしながら動いていることがわかった。

小さな路地に入り込み、それが間違った道だとわかって引き返す様子などがつぶさに見て取れ、少しばかり滑稽だった。自分の存在を示す球体から最も近くにある球体は、私から130kmほど東に離れた場所にあり、おそらくその友人はドイツ西部にいる。

それが誰なのかよくわからない。その友人との距離が縮まることもあれば、離れることもあった。

この電子化された地図を眺めていて最後に気づいたのは、自分が随分と長い時間を家の中で過ごしているということだった。確かに、自分の仕事場は自宅であり、しかもそれは書斎の一箇所であるため、自分がその場所で多くの時間を過ごしていることには納得がいった。

自分を表す球体が書斎のある部屋の一箇所に留まっており、じっとしている様子が見て取れた。だが、よくよく観察してみると、自分を表す球体は小刻みに揺れていた。

それは何気なく眺めてしまうと静止点なのだが、つぶさに観察すれば動点なのだ。自己という存在の不動性と多動性を実感したところで、夢から覚めた。

この夢の一つ前の夢はどのようなものだっただろうか。それは視覚映像が一切介入しない言葉だけの世界だった。

その言葉の世界の中で、私は自らの言葉と向き合い、新たな言葉を生み出すことに従事していた。すると、これまでにはなかった新しい言葉が生まれ、それはそのまま人間の発達に関する大きな閃きにつながった。

新たな言葉は私たちの認識を変え、全く新しいものを私たちに開示する。それを身をもって体験することになった。

あいにくその言葉がどのようなものだったのかを思い出すことができない。それが極めて斬新かつ重要な意味を持っていることだけは確かだった。

忘却の彼方に去ったその言葉を思い出そうとしていると、この夢の前にあともう一つ二つほどの夢があったことを思い出した。それは忘れ去られた言葉以上に深い世界の中に消え去っていた。

夢を時系列的に振り返るのではなく、時間の矢を逆にしながら振り返るというのは、頭の中と内側のある感覚をくすぐるような感じがした。これは私にとって、また新たな興味深い体験だった。2017/7/29(土)

No.8: Anamnesis and Authentic Self The music being played at this moment reminds me of something important. The aroma and taste of the coffee, which I am drinking right now, encourage me to recall something important.

It hints the exact moment that I have to remember something. Plato left a profound epistemological legacy for us, that is anamnesis.

I have to recollect who I am, but I do not have to hasten to do that because the authentic self does not go anywhere but always stays here at this moment. Friday, 8/4/2017

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