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1292. ダイナミックシステムアプローチの再探究に向けて


雨雲が視界一面に広がる早朝。起床してみると、寝室の窓から薄い雨雲が広がっているのが見えた。

辺りはとても静かであり、今は激しい雨が降っているわけではない。ただし、昨夜のどこかの時間帯で、強い雨が降っていたことを示す痕跡が辺りに残っていた。

今日は午前中から昼過ぎまで雨のようだ。幸いに、今日の分の食料はすでに確保しているため、買い物に出かける必要もない。

このような日は、終日書斎の中で仕事をするに限る。昨日、自分の内面世界が一変するような感覚を得たが、今日はいたって普段通りの感覚に包まれている。

だが、その「普段通りの感覚」というものが、やはり以前のものとは異なっており、昨日を引き継いでのものとなっている。夏季休暇は、残り二ヶ月弱あるため、私はもう一度メソな発達を経験するかもしれない。

いや、それが起こるような生活態度でこれからの日々を過ごそうと思う。一切の仕事はまだ始まっておらず、今は単なる準備期間でしかないのだから。

昨日は、私の論文アドバイザーを務めてくださっているサスキア・クネン教授の最新の論文を読んだ。その論文は、発達研究にコンピューター・シミレーションを活用する意義について書かれたものであり、特に青年期の発達研究にダイナミックシステムアプローチを活用する意義について紹介している。

分量はそれほど多くなく、比較的短い時間で読み通せるのだが、改めて得ることの多い論文であった。知識的に何か新しいことを得たというよりも、再度ダイナミックシステムアプローチを深く学び、それを活用した研究に従事していこうという意欲を掻き立てられるような論文であった。

概念モデルや理論モデルの構築に始まり、数式モデルの構築、そしてシミレーションの実行に至るまでの一連のプロセスを改めてここで学び直す必要があるように思えた。というのも、九月から始まる二年目のプログラムにおいて、ダイナミックシステムアプローチを本格的に活用した研究に従事したいと考えており、それに向けた準備をじっくりとするのはこの時期が最適だからである。

この論文を読んだ後、クネン教授が執筆した論文の中で最も関心をそそる論文を合わせて読んだ。そこからさらに、ダイナミックシステムアプローチの真髄である数式モデルの構築とコンピューター・シミレーションを活用した発達研究の道を開拓していった、ポール・ヴァン・ギアート教授の論文についても再度読み返していこうと思う。

この夏の間にヴァン・ギアート教授のどの論文を重点的に読み返すべきかを吟味している時、ある論文における数式記号が読みづらいものがあることに気づいた。それは今から三年前に印刷をした論文であり、当時は学術機関に所属しておらず、データベースから形の整った論文をダウンロードすることができなかった。

当時は、インターネット上でアップされている論文を印刷するしかなかったため、体裁が不十分なものが混じっていたのだろう。そのうちの一つがこの論文であった。

当時の自分がどのような考えや思いで発達研究に従事していたのかが懐かしく思えた。探究を取り巻く当時の環境は決して恵まれたものではなかったが、今と同じような情熱が存在していたことは確かであった。

現在は、学術探究に関して非常に恵まれた環境に私は置かれているが、あの時の情熱を持ち続けながら、いや当時の情熱以上のものを持ち続けながら日々の探究に従事したい。今日は早朝から論文の執筆に取り掛かり、それが完全に済んだ段階で、読みたい書籍と論文を読むことにする。2017/7/12

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