
第二弾の書籍『成人発達理論による能力の成長』が出版されて以降、何かとエネルギーを様々な方面に使わざるをえない日々が続き、自分のエネルギーが気づかないうちに減退しているようだった。
それを象徴するかのように、昨夜から今朝にかけて10時間ほどの睡眠時間を取っていた。書籍が世に送り出されて二週間以上が経ったのであるから、そろそろ書籍の動向を静観する方向に移っていきたい。
書籍を執筆している最中は、そこにエネルギーの消費という感覚がなかったために、エネルギーの減退を感じることはなかった。むしろ、文章を書けば書くほどに、自らのエネルギーが充実していくような感覚があった。
一方、今の状況はそうではない。エネルギーの散逸が見られ、この状況には早期に手を打たなければならないだろう。
実は、昨夜の段階ですでにこのことを思っていたのだが、実際に大量の睡眠を取っていたという事実が、その重要性を強く知らせた。とりあえず、この件を一区切りとし、これからは書籍の様子を静かに見守ることとしたい。
見守るというよりもむしろ、できればこの書籍のことを忘れる形で日々の仕事に再度打ち込みたいと思う。何かのきっかけで書籍について思い出した時に、その様子を確認するぐらいの方がちょうどいいだろう。
最近の日記で書き留めていたように、この書籍が出版されてからも、すでに更新運動が自分の内側で継続しており、あの書籍はすでに六回ほどの更新を経ている。これからもこの更新運動を続けていくことが、自分に課せられている重要なことである。
書籍を取り巻く状況にエネルギーを消費するのではなく、絶えず読み、絶えず書くという生活の中で、自らの英気を養っていきたい。 今朝はいつもより随分と遅く起床したため、起床直後から、この世界がすでに活動を始めていることがわかった。それは外の景色に如実に表れており、太陽が完全に昇り、通勤や通学で通りを行き交う人々の姿が見える。
小鳥の鳴き声も、早朝の早い時間帯に聞こえる活動に向けた鳴き声から、活動が少し落ち着いた後の旋律と音階を持っている。世界の始動から少し遅れはしたが、私も今から、この日一日に自分がなすべきことをなしていこうと思う。2017/7/3