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1176.『成人発達理論による能力の成長』誕生から一夜明けて


昨日、第二弾の書籍『成人発達理論による能力の成長』が世の中に送り出された。少しばかりそわそわするような気持ちに包まれながら、昨日を過ごしていた。

昨夜の就寝前に、普段と変わらずたわいもないことをあれこれと考えていた。覚醒意識から眠りの意識に落ちる直前、何かのテーマについて非常に重要な気づきを得ることができ、「そういうことだったのか」という閃きのようなものを得た。

しかし残念ながら、その閃きを書き留めておくことをしなかったので、それが何であったかを覚えていない。その閃きが生まれる前に考えていたのは、第二弾の書籍についてであった。

昨夜の自分の気持ちを何かに喩えて表現すると、どのような言葉が生まれるかについて考えていた。即座に思いついたのは、「日本で生まれる第二子の出産に立ち会えない国外にいる父親の心境」というものであった。

この言葉が生まれた時、自分でも思わず笑みがこぼれたが、それはそれなりに的を得ているように思う。最初の作品は、日本で執筆し、それが世に送り出される時も、私は日本にいた。

また、出版後もしばらくは日本にいたため、ある意味、第一弾の作品の生誕前から生誕後の大部分の過程を見届けることができたように思う。

一方、今回の作品に関しては、執筆から世に送り出されるまでのプロセスをオランダで行い、そして、それがどのように世の中に受け入れられるのかについても、国外で見届けることになる。そうした事情から、上記のような喩えが生まれたのだと思う。 昔からお世話になっている知人の方が、「書籍を執筆するというのは、社会的な慈善活動だと思った方がいい」と述べていたことをふと思い出し、まさにその通りだと思う。今後の作品についてもすでにテーマと題材は整っているものの、それらをいつ頃から執筆するかについてはまだ未定である。

いずれにせよ、自らの経験と探究を通じて得られた知見を広く世の中に伝えていくことは、自分が担うべきことの一つの核にあるように思うため、今後もわかりやすい一般書を執筆していきたいと思う。実は、一昨年に日本に滞在していた時、お世話になっている編集者の方に初めてお会いさせていただいた時、一般書を執筆することに関して、強い抵抗感を持っていた自分がいたのは確かである。

そこから私は、一般書を執筆することの意味を模索するようになり、結局は知人の方が述べていたように、書籍の執筆によってもたらされる社会性が、極めて重要な点であった。

毎日毎日、自分に言い聞かせるように日記を綴っているが、やはり自分を捉えて離さない主題について書き続けなければならないのだと思う。2017/6/16

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