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1162. 変容と経済学

June 23, 2017

自分の無意識が馬車馬のように駆け巡り、飛翔する馬になろうとするようなイメージが突如として浮かび上がった。そもそも私の無意識自体を馬のような単一の生き物に還元すること自体おかしなことであるが、そのようなイメージが湧き上がってきたのは確かである。

 

私の無意識そのものが一つの巨大な生き物であり、その激しい躍動感から馬のイメージが生まれたのかもしれない。無意識の表層にある私の顕在意識、すなわち、馬に乗る私自身は、全くもって馬の手綱をうまくコントロールすることができていない状態だ。

 

ギリシャ神話の架空の生き物「ケンタウロス」にでもなったかのように、私の頭部以外は馬のようである。ここから私は、ケンタウロスを超えて、完全な人間になるか、完全な馬になるのか、はたまた別の姿になるのか、いずれにせよ何らかの変容を遂げなければならないだろう。

 

「飛翔する馬」というのは、変容後の自分の姿を現しているように思える。もしかすると、馬から馬へという現実の生物同士を繋ぐ形での変容ではなく、馬から竜へという架空の生物への非連続的な変容が起こると述べた方が正確かもしれない。

 

その日が刻一刻と自分に近寄ってくるのがわかる。

昨夜の夢の内容をどうにか思い出そうしたが、やはり一切のことが顕在意識の記憶から抜け落ちてしまっている。昨晩に考えていたことを思い出すことによって、夢の中の内容を思い出せるかもしれないと期待をしてみたが、どうもそれも難しいようだ。

 

ただ、昨晩考えていたことを少しばかり書き留めておきたい。昨晩は、一つの領域内の問題に向き合う時、必ず他の領域の発想の枠組みや知識を活用しなければならない世の中になってきている、というテーマであった。

 

例えば、私自身が人間の発達に関する社会の問題に取り組もうとするとき、人間の発達を直接的に扱う発達心理学の枠組みや知識だけを持ってしては、その問題を解決することはできない。なぜなら、特定の問題は確かに一つの固有の領域に深く根ざしているのだが、その領域自身が他の領域との関連の中に存在しているという性質上、その問題も必然的に他の領域と絡み合うという性質を持っているからだ。

 

こうした認識が私の内側で日増しに強くなっている。すなわち、人間の発達を取り巻く社会の具体的な課題に取り組もうとする意識と同時に、それらの課題に取り組むためには、その課題が根ざしている領域の知識だけではなく、その領域と複雑に絡み合う他の領域の知識を獲得することが不可欠であるという認識だ。

 

そうした課題意識が、私を様々な領域の探究に向かわせていることに気づく。それは、複雑性科学や教育哲学の探究となって現れ始めている。

 

同時に、私は昨日の夕方、自分が日本のどこの大学を卒業したのかを強く自覚するような体験に見舞われた。母校の伝統に立脚する形で、私は経済学の発想の枠組み、とりわけ経済思想というものを真剣に学び直さなければならないと思った。

 

一昨年、私が日本に滞在していた時、経済思想への関心の萌芽が存在していたが、いよいよその芽を育てる時に差し掛かったのだと思う。その関心へ向かわせた最大の理由は、人間の発達や教育に関する問題に取り組む時、「経済」というのは切っても切り離せない領域であり、それらの問題の根幹に経済という領域が大きく横たわっていることに遅ればせながら気づいたからである。

 

昨今、人間の発達や教育が、既存の経済原理に絡めとられる姿を見るにつけ、もはやそれを放っておくことなどできないという思いが自分の中で日増しに強くなっていた。そのため、人間発達と教育に密接に関係し、多大な影響を与えている経済学の発想の枠組みをここから探究し始めたいと強く思った。

 

そのような思いに見舞われたのが、昨日の夕方であった。経済学の発想の枠組み、そして経済思想を理解せずして、人間発達や教育の問題に取り組むことなどできはないしない、という極端な発想を持ちたいと思う。2017/6/12

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