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1115. ある僧院での出来事


昨夜の夢の中で私は、美しい日本庭園にいた。その庭園には、僧院のような一階建ての建物があった。

その中に入ると、三方が蔵書で囲まれており、入り口と対面側にある壁は全てガラスで覆われていた。入り口から建物の奥へ進んでいくと、ガラスの壁から向こう側に見える美しい青々とした笹が風で揺れていた。

どうやらこの建物には部屋が一つしかないらしく、到着した広々とした部屋だけがこの建物の全てだった。部屋には長机が三つほど列を変えて並べてあった。

一番後ろの長机に一人の男性が、真ん中の長机に別の男性が座っていたので、私は一番前の長机に腰掛けた。ガラスでできた壁の一角がホワイトボードになっており、その前に一人の講師らしい人物が立って何やら講義を始めた。

講義を聴き始めると、それが万葉集か古今和歌集に関するものであることがわかり、この僧院のような建物の中で日本古来の和歌について話を聞くというのは感慨深いものがあった。しかし、その講師が突然おかしな英語を話し始めた。

そして、真ん中の長机に座っている人物にその講師から英語で質問が投げかけられた。その講師の英語は日本人独特の訛りが強く、講師が投げかけた質問を聞いた時、何を言っているのか私もわからなかった。

真ん中の長机に座っている人物も講師の質問がよくわからなかったようであり、首をかしげていると、講師が何度も繰り返し日本語訛りの英語で同じ質問を投げかけ始めた。その様子を見て、私は興ざめていた。

講師も諦めたのか、質問を投げかけるのをやめ、今度は数学の問題をホワイトボード上で解説し始めた。その問題は、何やら日本の大学入試における数学の問題を彷彿とさせるようなものだった。

しかし、それにしては平易な問題であった。ここでようやく私は、この僧院が企業人の留学支援をするための場所であることに気づいた。

夢の中で認識の飛躍が起こり、この僧院は、日本の大手の製造企業の工場の一角にあり、この工場で働く人の中で海外留学を志す人がこの僧院に通って勉強をしていることがわかった。そうした気づきを得た後、その講師の方を一瞥すると、何やらその平易な数学の問題に手こずっているらしく、手元にある解答と自分の解答が合わないことに動揺しているようだった。

講師が題した答えは「160」という数字だったが、それは単純に単位の変換ミスであり、答えは「780」であることに講師も気づいたようだ。苦笑いを浮かべながら講師は慌てて正しい答えに修正したところで、私は僧院から突然消えて、別の場所にいた。

その次に私がいたのは、へんてこなタクシーの中だった。そのタクシーは、僧院と同じく、三つの座席列で構成されていた。運転席の横に一人の見知らぬ人物が座っており、私は真ん中の座席列に腰掛け、一番後ろの座席列に別の見知らぬ人物が座っていた。

どうやらその方たちは、先ほどの僧院を保有している大企業で働いている従業員のようだった。すると、一番後ろの座席に座っていた人物が、「今年は留学ができそうにありません」とつぶやいた。

それを聞いた一番前の座席に座っていた人物は、何があったのかを確認する問いを後部座席の人物に投げかけた。どうやらその人は、志願した大学の全てから入学許可を得ることができなかったらしい。

留学候補先の中に、オランダの大学院が2校ほど入っていることに私は関心を持ったが、私は黙ってそこに座っていた。すると、一番前に座っていた男性が突然日本語から英語に切り替えて話し始めた。

それに合わせて、後部座席の男性も英語で話を始めた。私は、「また始まった」と思った。

耳につくような日本語訛りの英語がタクシーの車内を飛び交う。すると突然、一番前に座っていた男性が私に英語で話しかけてきた。

仕方ないので私も英語で返したが、私の返答によって、それ以降、二人の人物は英語を話さなくなった。そこで私は夢から覚めた。

目覚めてみると、自分の身体の感覚が少し重たいことに気づいた。寝室の窓から朝日を拝むことができ、窓を少し開けると、ひんやりとした爽快な風が部屋に流れ込んできた。2017/5/30

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