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1053. 明瞭な意味と意義に向けて

May 25, 2017

雲ひとつない晴天の朝。春の穏やかな朝日が、新緑の木々に降り注いでいる。

 

フローニンゲンもようやく暖かくなり始めた。今朝は起床直後から、身体が非常に軽く、質の高い睡眠が取れたことを知る。

 

今日から再び新しい一日を始めるにあたって、内面上の様々な課題を乗り越えていく必要があることに気づかされた。それらは、日々の仕事や生きることに直結する課題である。

 

私は、欧州での生活を始めることによって、自分の仕事や生きることに関する意味をようやく掴みつつあった。しかし、今の私は、やはりまだ完全にそれらの意味を掴んでいないようだ。あと少し、確信を超えるような確信が必要だ。


論文アドバイザーのサスキア・クネン先生と先日ミーティングをした際に、修士論文が落ち着いたら、その論文をもとに共同論文を執筆していこうという話になった。これはとても有り難いことである。

 

本来であれば、私はフローニンゲン大学に到着した一年目から査読付き論文を執筆するはずであった。しかし、それができなかったのは何故なのだろうか。

 

それは一つには、自分の中で論文を書くことの意義と意味を完全に見出していなかったからだろう。仮に、論文を書くことの意義と意味を自分なりに明確にし、それが自分の真の仕事の一つになりうると確信したのであれば、抑えられない衝動に基づいて論文を執筆していたはずである。

 

そのように考えると、一年目に査読付き論文を執筆することができなかった私は、まだ論文を執筆することの意義と意味を自分なりに明確にできていなかったことを物語っている。そして、状況は今も同じのようだ。

 

確かに、二年目も一年目と同様に、大学のカリキュラムに則りながらコースワークをこなしていく必要があるため、研究だけに没頭することはできない。しかしながら、没頭するしないにかかわらず、学術研究を行うことの意義と意味を自分なりに掴んでおかなければならないのだ。

 

それができなければ、一生涯にわたってそれを自分の仕事にし、真の仕事にまで高めていくことなどできはないしだろう。そのようなことを考えながら、私は、学術研究をするということ、そして、学術論文を書くことの本質的な意義と意味を完全に疑いようのないところまで明確なものとしたい。

 

今日の早朝の空のように、雲ひとつなく、迷いなく、全てのものがそこに溶け込めるぐらいに透き通った明瞭な意味と意義を掴みたい。2017/5/11

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