1045. 春の到来がもたらす無意識の状態


昨夜は、いつもより少し早く就寝しようと思った。就寝前に「成人発達とキャリアディベロップメント」のコースで取り上げられている論文を読んでいたのだが、その内容がほとんど頭に入ってこないほど、自分の内側が飽和状態にあった。

内側で何かが膨れ上がっている時は、無理をしてはならない。そのため、昨夜は普段より少しばかり早く寝室に向かった。

夜の十時になろうとしているのに、辺りはまだ完全に日が沈んでいなかった。今から寝ようとしているのに日が落ちていないというのは、何だか妙な気がするが、これがオランダのサマータイム中の姿だということを思い出した。

内側の飽和状態を鎮めるかのように、心と身体を緩め、天井を見ながら考えるともなく何かを考えていた。 六時過ぎに起床してみると、辺りはすっかり明るかった。暗い時間が短くなり、明るい時間が長くなったにもかかわらず、自分の内側はそれほど明るく感じなかった。

季節の変わり目のせいだろうか、身体が鈍重な感じがする。それが心のあり方に影響を与えているようだ。 昨夜の夢をまだ覚えているので、覚えている範囲のことを書き留めておく。有り難いことに、第二弾の書籍の出版に際して、本書を説明するセミナーのようなものを東京で開くことになっていた。

いつもであれば、セミナーで用いる資料を前もって作成するのだが、今回はそれをしなかった。というよりもむしろ、資料の作成を引き延ばしにしようとする意識が私の内側に働いていたのだ。

この裏には、「誰が自分の話を聞きたいと思うのか(誰も聞きたいと思わないだろう)?」という修辞疑問文が私の内側にこびり着いていたことと、そこから派生して、「話の上手い主催者の一人の方と対話形式で進行させていった方が、聞き手にとって有益であるに違いない」という考えがあった。

しかし、そうした考えに対して何とか反抗を企てる形で、夢の中の私は、セミナー会場に到着し、セミナーが開催される直前の一時間で資料を作ることにした。当然ながら、そのような短時間で納得のいく資料を作ることができず、結局、未完成のままセミナーを開始することにした。

最初に自分の書籍のタイトルを述べようと思っても、まだ正確にタイトルを覚えておらず、文言を確認しながらタイトルを読み上げた。その後、合計で二時間ほどのセミナーを行った。

セミナー終了後、主催者の方と参加者の方から、内容に対して非常に好意的なコメントをもらった。しかしながら、当の本人は何を話したのかを全く覚えておらず、手元の資料を見ようとすると、資料が全て消えていた。 昨夜見た夢は、大方そのような内容だった。細かな描写を削除したが、実はそのセミナーが開催される二時間ぐらい前は、まだオランダにいて、論文アドバイザーとミーティングを行っていた。セミナー開始の二時間前にセミナーをキャンセルするか迷ったが、それは人道に反すると思ったので、オランダから東京に一時間以内で到着できる地球の地下道を通って無事に東京にした、という描写があった。 昨夜の夢を改めて書き出すことによって、各々のシンボルが自分にとって何を意味しているのかが見えてくる。シンボルが持つ意味のさらに深い意味についても、夢の内容を振り返っているとそれらが見えてくる。

昨夜の夢が全体として何を物語っているのかを理解しようと努めると、自分の今の精神状態がわかるだけではなく、過去から現在にかけて横たわる私の深層意識の特徴についても徐々に理解することができる。

夢を書き出すことによって、全身の鈍重さがかなり和らいだ。今日はこれから論文アドバイザーのサスキア・クネン教授とのミーティングがあり、その他にいくつか小さな仕事をこなす必要がある。

一年目のプログラムが完全に終了する六月半ばまでは、気が休まることはなさそうだ。2017/5/9

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