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1039. 無気味な夢


天気予報によると、今日は晴れ間を覗かせる日曜日になるそうだ。しかし、起床直後に空を眺めると、薄い雲が空を覆っている。

書斎の窓から見える新緑の木々は、昨日のように春のそよ風に揺られることもなく、静止している。しかし、それは静止しているのではなく、実際には絶えず脈動しているのだ。

対象が静止しているように思えても、実はそうした静止状態を生み出すために、対象の内部は活発な運動を続けているのだ。これはダイナミックシステム理論を通じて学んだことの一つである。

目の前に見える木々は、内側で絶えず動的な運動を続けながら、静止状態を生み出しているのだ。新緑の木々を眺めていると、この夏にノルウェーを訪れる計画について少しばかり考えていた。

ノルウェーの豊かな自然、特にその地にある深い森とフィヨルドは、私を強くこの国に引き寄せる。何の脈絡もなく、ノルウェーへの旅行に際して、ベートーヴェンのピアノソナタの解釈書を持って行こうという思いに至った。

実際のところ、それらの書籍はまだ購入していない。ほぼ購入を決断した、ベートーヴェンのピアノソナタに関する十冊ほどの書籍のタイトルが、購入リストに並んでいる。再来週あたりにでもそれらを注文し、この夏、ノルウェーに数冊ほど持っていきたいと思う。 昨日は午後から夜にかけて作曲を行っていたためか、不思議な夢を見た。いつも作曲実践を行った日の夜は、印象的な夢を見る。

昨日の夢に現れたシンボルは、これまで以上に解釈が難しいものであった。それらが何を象徴するのかを詮索することなしに、夢の内容を時系列に沿って書き留めておきたい。

最初に見た夢は、私が日本で働いていた時にお世話になっていた二人の先輩と一人の上司が登場人物として現れた。その上司を教師とし、先輩二人と私は、日本語で書かれた国語のテキストを開き、万葉集か何かに対する評論を読むことに取り組んでいた。

二人の先輩が順番に評論を音読し、私の順番になった。指定されたページは44ページであり、その箇所は「道」という表題だった。

しかし、指定された箇所を開いても、私のテキストには一切その箇所が見当たらなかった。その上司と二人の先輩は、最初は私のテキストに該当箇所がないことを心配していたが、私が持っているテキストが異なるテキストであることに気づき、若干呆れ顔になっていた。

正しいテキストを購入することを勧められ、最初の夢の一幕が閉じた。そこから場面が変わり、私は大海原の上に浮かぶ一艘の舟の上にいた。

自分が舟の上にいることに気づいた時、周りには、船長と私の父、そして見知らぬ女性が一人いた。船長から「かかった!」という声があり、一人の女性が太い糸を手繰り寄せながら何かを釣り上げようとしていた。

その女性の手元の先を見ると、大海原の表層に10m近い巨大なサメが現れた。その女性は懸命に巨大なサメを釣り上げようとしていた。

結局、サメの大きさがあまりに大きかったため、舟の上に釣り上げることをせず、舟を動かしながら海中を引きずる形で陸地に向かうことにした。そこで再び場面が少し変わり、その巨大なサメは実はサメではなく、人間であることがわかった。

それは、織田信長時代に虐げられた人種であるということを父から教えられた。陸地に上がり、その人種についてインターネットで調べようとしても全く情報が検索できなかった。

どうやら情報統制によって、その人種に関するあらゆる情報がこの世界から抹消されているようであった。魚類から人間へ進化し、再び魚類に戻った人種がいることに私は相当な衝撃を受けていた。

生物の進化は不可逆的であるはずなのに、見たところ退化と思えるようなその現象を信じることが難しかった。夢の中で私は、情報統制と情報の抹消、そして人間の進化と退化について、不気味なものを感じていた。2017/5/7

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